時系列的にありえないのは分かってるけど、12歳で養子に来たばっかりのユリアンを、父親として!って休日に遊園地に連れて行き、しかし体力のないヤンさん、付き合ってあげられないって先に見越して、シェーンコップ先生を連れに召喚。よろしいですともってもうひとりの保護者ヅラで準備万端でやって来る。ヤンさんの思った通り、入場してすぐの何かのアトラクションの行列で色を失い、「無理だ・・・ごめんよ・・・ふたりで行って来てくれ」ってさくっと撤退を決めるヤンさんに、「分かりました、終わったら連絡します。貴方はそこらでお茶でもどうぞ」って戸惑うユリアンを安心させるようににっこり頼もしく笑うシェーンコップ先生(こういう時動じないのつおい)。でまあ、その後のアトラクションもヤンさんは参加したり(行列が短かったら)しなかったり、ユリアンは保護者ふたりに、好きなだけわがままを言っていいよと言う雰囲気に、遠慮がちに馴染んで、色々堪能し、お昼も食べ、おやつも食べ、さあ帰ろうってなったら、もう駐車場へ向かう段階で眠気に勝てないユリアン。ど、どうしよう、抱いて歩けるかなわたしって思ってるヤンさんの前でさっさとユリアンを背中に背負い、行きましょうって荷物もまだ半分持ったまま言うシェーンコップ先生。「別に、君を荷物持ちとかそういうので呼んだつもりはなかったんだが(半分くらいはほんと)」って言いながら、「私は最初からそのつもりでしたよ。体力だけは貴方と貴方の新しいご子息のお眼鏡にかなったようだ」とか言いながら、ゆっくりゆっくり、ユリアンを起こさないように駐車場へ向かう、ほんとに親子みたいな3人とかさー。ちなみにすっかり疲れ果てたユリアンは車に載せられ、降ろされ、ベッドまで運ばれてもはっきりとは目を覚まさず、そのまま翌日までぐっすり。ヤンさんはシェーンコップ先生にお礼のお茶など振る舞った後にひとりで1杯やってぐっすりどころか気絶するみたいに寝て、ユリアンの後に目を覚ましたとかそういう。
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