高校生な54。購買部でのクリームパン譲り合いでできた縁は、その後、ジェロたんがお礼にと思って毎日購買部でハインさんが来るのを待ち伏せて、ある日やっとハインさんがやって来て、クリームパンを、「この間譲ってもらったから」ってハインさんに差し出して、「毎日待ってたのか?クリームパンが毎日もったない!」ってハインさんが言うんだけど、ジェロたんはいつもの無口で言い返しもせず。そんなクリームパンが縁で、何となく校内ですれ違うと視線を交わすようになって、そのうちたまたま、お昼の場所を物色してたら行き合って、一緒に食べることになったりとかして。ジェロたんのお弁当の大きさと中身の豪華さに驚けばいいハインさん(だってジェロたんの両親は6と7だし)。そして何となくお弁当のおかずを交換し始めたりとか。「この間の餃子、うまかった」ってハインさんがぽつんと言ったら、翌日はお弁当箱の半分が餃子だったり。それだけ食べても巨漢で育ち盛りのジェロたんは時々足りずに、購買でパンを買ったりするわけです。で、ハインさんが、時々「今日は作り過ぎたからな!」って言ってジェロたんに自分のお弁当(確かに量が多い)を分けてあげたりするわけだよ。そういう高校生な54。
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