歴史系論文を書いても書いても本になるに至らないヤンさん、ある時、付き合いのある出版関係者が官能小説書くと売れるよ?書く?って言って来て、もう生活費にも事欠く状態だったヤンさんは、まあ、ダメ元でってやってみたら売れてしまって、書いてあることがやらしくない分想像をかき立てられる!!!とかって売れっ子になってしまい、しかもポルノ作家扱いではなく、一応大衆文学に入れてもらって、外聞もまあマシと言うような。でも書いてるネタは、資料として与えられた最近のポルノ作品とか、過去読んだ文献の秘め事系についてのあれこれで、自身の経験等はまったくないため、まあそれが逆に読み手の妄想力を高める流れに(知らない方が書けるって意外とあるある)。でまあ、新しくついたやり手の編集者シェーンコップ先生、それはいけませんな、せめてラブホテルくらいは想像ではなく書けるようにした方が!って一緒にラブホテルに行くと言うベタな流れに。「男同士は断られるって聞いてたけど」「何年前の話ですかそれは」とかチクって言われたりする。「犯罪防止に男性の多い複数人は間違いなく拒否だそうですが」「ふーん、男ばっかり3人だとダメって言われるのかな」と深く考えずに発言して、ちょっとシェーンコップ先生に引かれるヤンさん。シェーンコップ先生、多分ヤンさんの新しいPC買いに行くのに付き合って、ついでにヤンさんの年代ものの携帯(PHSだったりして)を、「連絡の取りやすいように、新しいものに替えてはいかがですか」って最新のスマフォ契約させたりして。そしてなぜかそのうち家族割りに変更されたりして。ヤンさん、SMにおける精神性云々とか、同性間では養子縁組が結婚の代わりにされてたとか、そういうことはよく知ってるタイプ。ヤンさんは、多分酒の席でやたらSを自称する人間が嫌いだと思う。
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