色々トラウマ持ちで、しょうがなく精神科医に通う羽目になるシェーンコップ先生。ヤンさんと患者として出会って、他の精神科医にも会ったけど今イチ合わなくて、そもそも自分が好きで精神科医に会うことになったわけじゃないので、ひたすら頑な。ヤンさんはそれを、半分くらいは面白そうみたいな態度を隠さずにシェーンコップ先生に会って、シェーンコップ先生はそれで「ちっとも面白くないって証明してやる」みたいになって、面談にはとにかくも真面目に来る。でまあ、色々あって、少しずつ心を開いて、最初は、ヤンさんは部屋のいちばん奥に坐ってて、シェーンコップ先生は扉のすぐ傍の椅子に坐るんだけど、椅子の位置がどんどんヤンさんに近づいて行って、最終的には膝が触れ合うくらいで話をするようになる(ヤンさんがそれを許す患者はシェーンコップ先生だけ)。で、一応治療は終了して、患者じゃなくなってから、関係を育み始めるふたり、と言うような。医者と患者の恋愛関係は一応ご法度なので、まあ時間を掛けて、ゆっくりと。
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