ひとり者には消費しづらいスイカ、冷蔵庫のスペース食うし!大して美味くもない!とか罵詈雑言の限りを尽くして、おまえはスイカに親でも殺されたのかってキャゼルヌ先輩に呆れられるのに、それなら語って聞かせましょう!ってそのスイカに親を殺された話をでっち上げてスイカなんてこの世の無駄!みたいなことをずーっと言ってたヤンさんが、シェーンコップ先生がそんなこと知らずに当然にみたいにきれいに切ったスイカ(スプーンとナプキンつき)を差し出して来て、しかも食べたら美味しくて、後始末は全部してくれるし、向こうがたくさん食べるから冷蔵庫はすぐ空くし、と言うので、スイカ最高!スイカあっての夏!みたいにすっかりスイカ派に転向してしまい、この変節漢ってキャゼルヌ先輩に罵られるヤンさんの夏。
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