キリコがフィアナのカプセル見に行って、それでシャッコは当然傷ついてて、それを何かキリコが傷つけたすまないみたいな感じに言って、シャッコが「全身傷だらけだ」って答えたら、「なんて言っていいか分からない」ってキリコが言って、「無理に言葉にしなくていい」「言葉にしなくて伝わるのか」「言葉は万能じゃない」「時間が掛かるぞ」「何年掛かってもいい」って会話があるって話で、テレパシーにせよ書簡にせよ、シャッキリのやり取りは文脈うっかり見失いそうなレベルで短文簡潔だったら萌えると思った。お互いにだけにしか通じない暗号レベルの簡潔さで、時々本人たちすら「どういう意味だっけなこれ」って思うけど、それを補完するのもまた短文。その積み重ねの、シャッキリ(萌え転がり)。キリコは時々フィアナのカプセルを追い駆けに姿を消すんだけど、シャッコはなぜかキリコがそれで姿を消した時は分かってて、当然淋しいし傷つきもするけど、それを口にはしなくて。キリコが戻って来ると、キリコは自分の行動がシャッコを傷つけたのを知ってて、シャッコはキリコが、自分が傷ついたのをキリコが知ってることを知ってて、でもお互い、おかえりとただいまって見交わすだけで、口にはしない。キリコがフィアナに会いに行くのを、当然シャッコは止めないし、キリコもやめない。その上で成り立ってる、そういうシャッキリ。
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