突然思ったが、シェーンコップ先生は、多分近寄って来る女性たちに恥をかかせないと言うことを信条として、受け入れるにせよ断るにせよ先方の気持ちと立場を何より最優先で思いやる態度だったんじゃないかと思うんだけど、それって平安時代の女性の、男に言い寄られた場合の態度と同じだよなあなどと思ってしまった。プライドのありようが驚くほど健全で(それは彼の武器でもある)、だから恥をかかされると言うことが傷つくと言う結果に意外と繋がらない、と言う人なんじゃないかと思ったりした。だからまあ、相手の恥と言うもの、特に女性の恥と言うものに対してきちんと配慮ができる余裕がある⇒なのでさらにモテる、と言うような。そしてまあ、男に恥をかかせるのは平気と言うか、恥だのやたら言う輩の器の小ささよと言う、健全なプライドを持ち主ゆえにはっきりと見えてしまって、しかも対男の場合、存在的にシェーンコップ先生の方が圧倒的に男としては上なわけで、普通の男はどれだけ喚いてもシェーンコップ先生には勝てないわけで・・・勝てるとしたら軍での階級と言うくらいで。そういう意味では、恋愛と言う形からのベッドの中では丸裸で対等になれる女性との方が、シェーンコップ先生的には「争わなくていい」と言う点で気楽だったのかもと思った。そういう点で、ヤンさんは女性ではないけど、争わなくてもいい相手で、恥がどうのプライドがどうのと言うのを一切言わないし、頓着してる風もない人で、しかも王の器たるに相応しい人でなくもないと言う、マジでシェーンコップ先生的には理想の人だったんだろうなあと突然思った、と言う話。
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