かなり凶悪な連続殺人事件で、犯人とされて終身刑になってしまったDNT悪太さん、その数年後に再び事件が起こって、悪太さんじゃなかったのか?模倣犯か?となって、銃は撃てないけど推理と解決だけは得意なDNT楊さんが悪太さんの元へ送られて事情聴取になる。「私は逮捕の最初から、自分は犯人じゃないと言い続けて来ましたよ」と警察に不信ばりばり。が、犯人を捕まえる警察の威信!みたいなのより、推理ゲームが面白くてねみたいなことを飄々と言う楊さんに興味を持って、事情聴取には割りと素直に応えることにする。信頼を深めたところで、楊さんがこっそり悪太さんに耳打ちする。「君も薄々気づいてるだろうが、わたしはこの事件の犯人は、警察関係者じゃないかと思ってる」って。「だから私を強引に犯人にした、と?」「だと今はわたしは思ってるよ」みたいな。実際ほんとに犯人は元刑事とか検察関係者とかそういうので(あるいはお偉いさんの甥とかさー)。悪太さんは真犯人が捕まって自白して、決定的証拠が見つかったことで釈放。楊さんは事件を解決はしたものの、触っちゃいけない件だったと言うことで色々圧力が掛かって降格、とか。資料室に回されたとかさー(尚楊さん的にはいい職場)。その後、悪太さんは冤罪と言うので訴訟から示談で賠償金を得て、その件で証言をしてもいいと言ったことで馘になった楊さんと一緒に探偵事務所でも開けばいいんじゃないかな。あるいはふたりで揃って、FBI辺りの特別捜査官にでも雇われるとかさー。
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