シェーンコップ先生はシェーンコップ先生なりに、軍人になるって決めた時には、上官に従うにやぶさかでないと思ってたと思うんだよね。実際軍人になったら、政府も上層部も腐り切ってるし、自分が帝国生まれってのでさらに差別されるしで、そこで腹立てない方がおかしいじゃん。最初から反骨で不逞の人だったわけじゃなくて、そういう過程があっての、あの態度だったんだと思うんだ。だからこそヤンさんにまともに人として扱われて、膝を折ったわけで。まともな上官に会えるだろうかって述懐もあったわけだし。しかしあのシェーンコップ先生に素直な頃があったとか結構衝撃(リューネブルグさんとかにも割と部下としてまともな態度を取ってたんじゃなかろうかと思ってる)。
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