ポプランは、ある意味すごく健康的にヤンさんに対して父性を感じてて、それを受け入れてる気がする(ヤンさんを尊敬してるから)。そして多分、その過程で自分の中に生まれた父性を、またまた真っ直ぐ空挺隊の新入りたちに対して表すことができる、比較的恵まれた立場なんじゃないかと思った。この辺、ヤンさんに対して、抱きたいと言う感情もついて回るシェーンコップ先生の方が、多分感情的には色合いが複雑なんだと思うけど、それをそのまま爆発させたりはせずに、嫌味とか皮肉と毒舌とかと言う意地の悪さで遠回しに表現して、ヤンさんは、シェーンコップ先生のこの意地の悪さは好意の裏返しと分かってる(そしてそうと理解する自分の知性を、シェーンコップ先生が信じてると言うこと)ので、あーハイハイって受け入れてるので、それで割と満足、みたいな。シェーンコップ先生がヤンさんに対して極めて安全な人間であるように、ヤンさんも自分にとっては限りなく安全な人間であると言う風に理解して、そこに安心感、みたいなところもあるんじゃないかなシェーンコップ先生。と思った。
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