博愛主義で誰にでも優しいグレートさんの色っぽさで落ちちゃって、ハインさんはまあグレートさんとそういうことになるんだけど、実はジョー並みにひとりの人に誠実であることができないグレートさんに、当然ハインさんはいつもひとり泣く羽目になって、それでもハインさんはグレートさんが好きで好きで諦められない(グレートさんも、ハインさんがいちばん好きではあるんだけれども、2番目3番目がちらほら、みたいな)。で、まあ酔うとつい愚痴こぼすよね。酔っ払いの相手なんか、心の広いジェロたんくらいしかしてくれないよね。で、ジェロたんは優しいのと、ほのかにハインさんを好きだったりするから、「おれなら、そんな風に思わせたりしない」みたいなことを、まあグレートさんのことは思い切っても大丈夫なんじゃないか、と言う意味合いで言って、ハインさんは、「そうだな、おまえさんは誠実な人間だからな」って淋しそうに答えて、もちろんハインさんにジェロたんのほんとに思ってることは伝わらないんだけど(ジェロたんもはっきり伝えようとはしない)。そういうので、ハインさんとグレートさんは相変わらず色々ありつつも、それはそういうことって感じで、ジェロたんはただそういうふたりを見守ってて、ピュンマたま辺りに、「君って損な性格してるよな。まあボクは、そういう君が好きだけどね」みたいに言われて、「ああ、そうだな」って答えてればいいよ、と言う電波受信。
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