何か色々手違い(でもないけど)で、長期監禁されることになり、まあ図書館あるからいいかって、別に逃げようともせずそこで読書三昧してる囚われのお姫さま(と世間は思ってる)のヤンさん。ある日RRが、どこかからの要請でヤンさんを救いに来て、無事救出するんだけど、依頼元に連れて行ったら、「お姫さまじゃないじゃん!!」って受取拒否。知らんがなって顔のヤンさんとRR。まあ、RRは半金は払ってもらえるんですけれども、部下たちに先に払ったら、今回はただ働きになってしまったシェーンコップ先生など。気の毒に思ったヤンさんが、「済まないなあ、わたしなんかにかかずらわったせいで。元いたところなら、とりあえず食べるものの心配はいらないんだけど、一緒に戻るかい」って言われて、こんな気疲れする仕事の後だし、ちょっとお金の心配は置いて、休むのもいいかなってヤンさんについて行くシェーンコップ先生。「貴方はこんなところにひとりでいて、外に出たいと思わないのですか」って訊かれて、「私は本があれば幸せなんだ。本以上に興味のあるものもないしね」とかさらっと言うけど、シェーンコップ先生がいる数日に慣れてしまって、読書以外のこともそれなりに楽しいなあと久しぶりに思い出してしまい、シェーンコップ先生がそろそろRRのところに戻りますねって言うと淋しそうにして、また来ますよって去って行くのを、口だけだろうなって思って見送る。後日、シェーンコップ先生はほんとうにまたヤンさんのところに、RRを連れて戻って来て、「貴方さえ良ければ、本と一緒に、もうちょっと近いところに引っ越して来ませんか?例えば私の家の隣りとか」言って、ヤンさんを誘う、ヤンさんはYESって言ってハッピーエンドみたいな。引っ越し要員のRR乙!
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