87年のGMがものすごくイキイキしてるのは、ステージでの配置が、GMが真ん中、向かって左がBob Daisley、GMの後ろに高台作ってそこにドラムセット(3m近いと思う)、右がやや高い位置でKeyセットに囲まれたNC、そしてなぜかNC側のステージ前方にマイクスタンド、と言うので、GMとNCが誰にも遮られてないからかなと思った。GMはあんまり真ん中に来たがらないのかどうか、大体Keyと自分の間にBを置く配置で、KeyのNCとイチャつこうと思うとBが遮る位置になる。84、86、89年はBが間にいる配置になってて、84年と86年はNCが結構Gも弾いてたので、マイクもコーラス(& メインVo.)取れるように、NC用のがKeyの前辺りに立ってた。BのBobはGMとNCがイチャつく空気を感じると、空気読んですっと後ろに下がって気配を消すと言う、Bの鑑みたいな行動を取るんだけど、それでもまあ、ふたりの間にいる絵面は消せず、「新婚の弟夫々に目の前でイチャつかれていたたまれない独り者の兄」的な、虚無目でBを弾くと言う。で、87年はもうNCがやりたい放題と言うか、元々GMと組んだ辺りでそういう感じだったけど、その頃はまだやんちゃな感じが否めない若さが見えて、まあロックだしなって微笑ましい眺めだったんだけど、87年のツアーは、過去曲もNCとの共作も、すべてNCありきでアレンジされてて、さすがに3年も一緒に演れば気心も知れてて、NCもバンドの顔面(かおづら)するのにすっかり慣れて、いやほんとマジで87年はGMとNCのバンド。間に誰もいないし、Dr.は高い位置にあるからまったく視界に入らないし、Bobはもう空気読んでずーっと左後方気味でその辺の薄闇と化してて、GMとNCのふたりは明るいライトの中で好き放題にイチャイチャイチャイチャ。見つめ合うし絡むし、NCはKeyに張り付きだから動けないので、GMがしょっちゅうそっちに行く。だからそこのマイクはGMの予備用なのかなあと思うなどした(そちらにばっかり行くと言う想定込み)。The Lonerなんかマジふたりの世界で、Lonerって言うかLoverじゃね?みたいに脳内がぐるぐる。ひとりだけどふたりだからと言うのを世界に見せつけるこのふたり・・・。87年のThe Lonerはマジ何を見せられてるんだ状態になるから世界全部見て!! 何かもう、結構新婚旅行ツアー?みたいな趣きがあるんだけど、一応組んで数年経ってるし、今さら新婚もあるまいって感じなんだけど、3、4年目で一層深まったふたりの愛を見て!!!!ツアーな感。もう遠慮なくイチャつこうぜ!!って誰かが決めてくれたんだねこのステージの配置。何かほんとに、GMはNCと組んで幸せだったんだなあって思う。そしてNCも、GMと一緒に演るのをほんとに楽しんでるんだなあって思う。毎度毎度、Thunder Risingで、この曲はこのふたりでなければならない、と言うのを見せつけられて、そしてその通りだと思い知る。他の誰かと、この曲をこのふたりがどんな風に演奏したのか、見てみたい気もするけど、まあどうやってもこのふたりが至上で至高なのは変わらないと思う。マジGMとNCは神。
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