藤原伊織は、テロリストのパラソルが大変アレだったので、ついひまわりの祝祭も読んでしまった流れ。ロバート・B・パーカーのスペンサーシリーズも、シティー・ハンターっぽくて、個人的にアレな変換しながら読んでた。ガチムチな相棒とか好きでな。そして今久々にマークスの山を読んでいるが、相変わらず合田さんの初登場シーンの妙に筆の走る感じと、そこで急に挿入される、被疑者青年の描写が妙に色っぽいのと、こういう、自覚ありか無自覚なのか分からない、筆者の個性と思えるエロスのにじみ具合と言うのが何かこう。こう。自分高村薫初体験は地を這う虫のハードカバーで、別作品を読むまでずいぶん間があったので、高村薫のあのエロス傾向を知らんでさー。しばらく高村薫祭りにしようと思う。次は照柿かな。レディ・ジョーカーは最後まで取っておく。でも、あの唐突な同性愛の存在挿入は、今となっては「え?当然でしょ?」みたいな世間の流れになってて、いや何かすごい。すごい。
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