あー何か、ヤクザとか極道と弱者の組み合わせな妙なドラマが大変素敵なので、当然ながら7と4と5と6とか、そんな辺りで妄想。
≪ キルヒアイスー!ジェロたんが刺青入れた極道って大変萌えるんだけど、寡黙で意外と知的な感じってすごい萌えるんだけど。
グレートさんに、地上げ関連でちょっと探り入れたいから、そこに就職して来いって命令されたのが、ちょっと辺鄙な町(千葉の奥辺りの感じの。あるいは京都の奥辺りみたいな、中途半端に都会に近い辺り)の保育園。
資格はないので、まあお手伝いと雑用の感じで。人手不足で、資格は後回しな感じに雇ってもらえちゃう。
主任の先生はハインさん。その下の保父さんがジェット。自分らの子ども預けて一緒に働いてるジョーとフランちゃん、みたいな。子どもはイワンだ。
園長先生は、すぐ傍で中華料理屋をやってる張大人。明るい人だけど、口数が何となく少なくて影があるのをジェロたんは見逃さない。
張大人とハインさんは、園内ではカプ扱い。結婚してることになってるけど、実は単なる内縁で、さらには実は完全なるハインさんの片思いで、夫婦状態は単なる外へ向けての偽装。
ジェロたんは戸惑いつつも子どもたちに慕われて、みんなともうまくやれてて、こんな世界もあったんだなあと、保父資格を取ろうかと恐ろしいことを夢想開始。
たまにこっそりグレートさんから連絡あって、グレートさんが聞きたがるのは、ハインさんと張大人のこと。ふたりの様子はどうだとか、幸せそうかとか、うまくやってるのかとか、金銭関係の内情はどんな感じだとか。
保育園はまあ赤字だけど、中華料理屋で何とか大丈夫な感じで、潰れることはなさそうな経営状態。
で、ある日突然グレートさんが乗り込んで来るんだけど、実はハインさんと張大人は、昔々グレートさんのところから駆け落ち(と思ってたのはハインさんだけ)した仲で、張大人はグレートさんの内妻だったんだけど、グレートさんが酒に溺れてとんでもないことになってて、意見はしても誰の言うことも聞かないグレートさんに未練たらたら、でもこのまま一緒にいたらもうどうなるかわからないって辺りで、元々張大人に横恋慕してたハインさんは、ひっさらうように、張大人を連れてグレートさんのところを出奔。
可愛がってた部下に裏切られた&愛妻を寝取られた(とみんな当時は思った)グレートさんは当然怒髪天で(髪ないけど)、で、やっとふたりの居所を探り当てたよっと。
で、実のところ、ハインさんと張大人は、最初っから最後まで何もなくて、完全にハインさんの100%片思い。指先すら触れたことありません。
張大人は、勢いで引きずられるように飛び出したはいいけど、やっぱりグレートさんが好きだし、アル中さえ治してくれれば無問題で、逃避行中、ずっとグレートさんが最愛のまんま。
ハインさんは、心底張大人に惚れてたので、張大人に言われた通りに指一本触れず、そもそも張大人は、グレートさんへの恩義立てで、グレートさんを更生させないと、グレートさんの愛する人を守らないと、と思ってハインさんが行動したと思ってたので、ぶっちゃけハインさんの恋心にはまったく気づいてなかったり。
夫婦のふりした方が外に向かって都合がいいとハインさんに言われて、素直に従ったまで、みたいな。
まあそんなわけで、再会してREの3と9みたいな風にいちゃいちゃ始めてくれちゃう6と7の後ろで、完全空気のハインさん。
グレートさんはお酒やめて更生してるし(ジェロたんから聞いた)、張大人とは相変わらずっぷりだし、ああ俺何やってたんだろうって、後の仕置きのことすら忘れて呆然。
ジェロたんにたくさん慰めてもらうといいよ。
でまあ、後は何も変わらず、ジェロたんは正体バレたので、保育園をやめざるを得ず、グレートさんと張大人は通い婚からやり直し、ハインさんは、出奔の咎はあるけど、張大人を守るためだったってことで最終的にお咎めなしで放免。そのまま保育園で主任さんを続けるよっと。でも張大人とは完全別居のため、ひとり暮らし開始。
そのひとり暮らしの狭いアパートに、ジェロたんが通って来ればいいじゃない。スタバのコーヒー片手だったり、ケーキ持参だったり、冬にはあんまんとか肉まんとかタイヤキとか。
甘いものでハインさんを懐柔しつつ、そのうち何とかラブラブに持ち込めばいいじゃない。
あ、ちなみに、ハインさんは昔の名残で背中に紋々しょってます。長袖襟の高いシャツで、常にきっちり隠してます。ジェロたんにしか見せません。張大人にすら見せる機会がありませんでした。
で、逆パターンで、ハインさんが地上げ屋ヤクザが何かで、地味ーにやってる辺鄙な街の保育園を潰して立ち退かせようとして、舎弟のジェットと潜入。
園長先生の張大人と、副園長のグレートさんと、ふたりの娘のフランソワーズに、婿どののジョー。
フランちゃんと張大人辺りに、ハインさんはしょっちゅうやり込められてればいいと思うの。
ジェットはジョーと意外と仲良くなっちゃうとか。
でまあ、張大人とグレートさんに恩のある保父さんジェロたんが、何となく煙ったいハインさん。
ハインさんは刺青一生懸命画してて、ジェロたんにある日見られて、ジェロたんも実は刺青持ちで(こっちは出自関係で)、ジェロたんに妙な親近感持たれちゃうといいじゃない。
他のみんなはハインさんの喫煙にすごいうるさいけど、ジェロたんは携帯灰皿とか持って来て、喫煙自体には特に文句言わないとかさ。
そんなこんなで、ジェロたんと何となく仲良くなるといいよ極道ハインさん。
でもって、ある日ジェロたんとそういうことになって、うわあああああと思いながら、もうどうすることもできずに地上げ計画中止。
突然引き上げるって言われて、ジョーやフランソワーズと仲良くなって、張大人に胃袋を調教され済みのジェットは去りたがらない。
舎弟に逆らわれて、計画は頓挫で、自分で潰した自分の顔の持って行き所がなくて、ヤケ酒してつぶれてお店から放り出されるハインさん。
お迎えは、雨の中傘差したジェロたんで。
ひと晩掛けてゆっくり愚痴聞いてもらって、酔った勢いであれこれぶちまけて、ようするに保育園の仕事は案外楽しいし、町に必要なもんだし(対比としての、自分のダニっぷりに嫌気が差してる)、ジェロたんには惚れちゃったし、何かもう俺どうしようとgdgd。
後何だ、ハインさんほど責任なくて、楽しそうにやってるジェットがうらやましい、保育園内のカップルが普通に幸せそうでリア充爆発しろ状態でうらやましい、とか何かもう全部ジェロたんにぶちまけちゃえばいいよハインさん。
極道に普通の幸せはないんだなって結論してヤケになってるハインさんに、いやそんなこともないだろうってジェロたんは微笑んで言ってあげればいいと思う。
とりあえず保育園にも、その近辺にも手を出すのはやめて、保育園からは手を引いて、でもこう、影のスポンサーであるよ的な状態で、ひっそり去るハインさんとジェット。
ジェットは再園を確約。主にはゴハンのために。
ハインさんは、まあそれなりに真っ当に極道続けつつ、ジェロたんとも続けつつ、刺青を安心して見せられる相手がいるってのは幸せだなとか何とか、そんな風に思って終わり。
こんなばっからしいことは、考えてる時がいちばん楽しい。