吸血鬼のよったん。吸血行為を下賤なって思ってて、年取るごとにさらに偏屈になって、もうこのまま死ぬのでも構わんって思ってるところにキリコに出会ってしまい、キリコはおれの血を飲みたいなら好きにしたらいいって言う。噛み付くのがいちばんだけど、そうするとキリコも吸血鬼になっちゃう(DTだし)ので、指とか傷つけて、直には触れないようにそこから血を飲む。まあオチはないんだけど、そのうち結局吸血鬼らしく血を飲むことを拒んだよったんは死ぬんだけど、おまえと共に生きると言うことは吸血鬼であることを拒むと言うことだった、みたいなことを言い残して、苦しんだ割には安らかに死ぬよったん。言われた通り、炎天下の太陽の下、よったんを焼いて完全に灰にして、それを風の中にまいて、どことも知れず立ち去るキリコ。
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