カフェローゼンリッターに、履歴書を持ってアルバイトを募集してないかとやって来る少年ユリアン。午後早くはまだ店長のシェーンコップ先生が来てないので、申し訳ないが出直して欲しいって言うリンツさん。素直にそうするユリアン。やっとユリアンに会えたシェーンコップ先生、「なんでウチで働きたいんだ?」って訊いたら、お金が欲しいのはもちろんだけど、大切な人のために美味しい紅茶を淹れられるようになりたいと、かなり真剣に言うユリアン。人手は足りてないわけじゃないんだけど、少年の熱意に押されて、じゃあまあ週に2回くらいからと、とりあえず雇ってみることにするシェーンコップ先生。ユリアンなので、掃除とか雑用は嫌がらないし、言われてないことも見てて憶えて先にやるし、何しろ美少年なので、店員それぞれにファンがついてるようなRRのお客さんにも受けて、いやあ拾い物だなって思ってるシェーンコップ先生。リンツさんも、気楽に雑用頼める後輩ができて嬉しそう。そして1週間くらいした頃、お店の外をこそこそうろちょろしてる男がいて、リンツさんは即シェーンコップ先生に報告。男を見掛けたシェーンコップ先生は、何か御用ですかって男に訊きに行って、これが実はユリアンの大切な人と言う保護者で、「急にバイトをしたいって言うから、どうしてるかと思って」覗きに来たと言うヤンさん。ユリアンに見えないように、裏の事務所へ通して、ユリアンがよくやってると言う話をし、出した紅茶(コーヒーは断られた)を、いかにも美味そうに飲むヤンさんが何となく気に入って、ご心配なら定期的にどうしてるか報告しても構いませんよと、ヤンさんの電話番号を聞き出すシェーンコップ先生。そこから始まる恋!!! カフェのメニューに紅茶の種類が増えたり、あんまり甘くないお菓子が増えたり、そんなこともあったとかそういう。
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