教官はまああのライダーズジャケットでいいとして、ジェロたんの方がスーツとか。で、普通に一般人やってるふたり。ハインさんの方は警察関係の公務員で、夜中でも呼び出しがある系。ジェロたんは割りとインドア系の仕事とか。それこそ全然似合わないけど、PC系でプログラム作ってるとかさー。あるいは眼鏡掛けて1日中PCで原稿書いてるとかそんな系。そういうふたりが付き合ってて、どっちかって言うと、ハインさんの通い婚。ジェロたん家の方がベッドが大きいので。ジェロたんは主に在宅仕事なので、ハインさんのめちゃくちゃなスケジュールにもそれなりに対応できるよとかそういう。でもさすがに深夜3時にぐっすり眠ってるところに教官が携帯で呼び出されて、一緒に起き出して、「寝てていい」ってハインさんが言うのに、「いや、仕事が残ってるだけだ」って言って、自分の分のついで、と言う振りで、ハインさんにコーヒーを持って行くように準備する。ついでに時間があればさっさとサンドイッチも作って持って行かせる。何かもうハインさんはそういうのに馴れ切って、でも一緒に暮らすのはあまりにもジェロたんに負担が大きくなり過ぎるし、自分が堕落する(すでにしてる)って踏み切れない。ジェロたんも何となく、一緒に暮らしたらお互いのすれ違いに嫌気が差すような気がするって、言い出せずにいる。でも、お試しで、ひと月くらい教官を転げ込ませて、小競り合いとかあったり不愉快になったりするんだけど、でも結局、「昨日より好きになってる」と言うことにお互い気づいて、もう結婚しちゃえよおまえら(通常運行)。ちなみに、一緒に寝る時は、なぜか必ず教官がジェロたんの髪のゴムを取って自分の手首に着けてしまうので、教官が出て行く前に忘れず回収するか、忘れた場合は別の出す羽目になるジェロたん。教官は取られない限り自分から外して置いて行くことはせずに、1日中着けたままにして、自分の手首にキスしたりしてればいいじゃない。そして何本かたまると、さすがにちゃんとジェロたんに返しに行く。ハインさんが出て行く時には、必ず玄関まで送って、お別れのキスをする。絶対に。
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