志摩さんを、おまわりわんわんとかわんわんって呼ぶ久住。そして、脱走や早期出所で自分のところに転がり込んで来た久住がいけしゃあしゃあと新しい人生を歩もうとするのに、「だって、オレに生きてて欲しいんやろ?あの時そう言ったやん志摩ちゃん」とかしれっと言う久住。毒気を抜かれて何も言えない志摩さん。いやあ、ラリって飛んでる志摩さんと密室でふたりっきりの久住、色々妄想するなと言う方が無理。傷を心配されたり(死なれると罪に問えないままになっちゃうからだけど)、何か漏らさないかと自分に面会しに来たりする志摩さんを、相変わらずへらへらいなしつつも、そういう志摩さんになついて行く久住とかさー。まあ志摩さん的には犯罪者になつかれると言うのがいちばん困るんだろうけれども。そのいちばん困ると言うシチュを理解して、志摩さんに「オレのわんわん」と言う風にしなだれ掛かって行く久住とかそういう。志摩さんも当然そこを理解してて、でも手元にいてくれた方が監視しやすいと言うので、押し掛けて転がり込まれてるのを放置するしかない的な。何かこう、朝帰りして、女性の香水の匂いとかぷんぷんさせて帰って来た久住に超怒る志摩さんとかさー。監視できなかったことに怒ってるのがメインだけど、もちろん久住は「なに、志摩ちゃん、オレが女と泊まって来たの怒ってるん?もしかしてヤキモチ?」とか茶化して言われて、怒りは倍増するけど、図星の部分もあるかもって思い至って、胸元掴み上げてた手が思わずゆるんでしまうとか。「オレには志摩ちゃんだけやん、分かってるやろ・・・」っていつものなだめに掛かる手か、あるいは本音か、よく分からない言い方をする久住とかそういう。「志摩ちゃんわんわん、オレに志摩ちゃんだけやって言うて欲しいなら、志摩ちゃんも、オレだけやって言うてや。なあ、言うて・・・」とか言われちゃうとかそういう。夢うつつでうっかり促された通りに口にしちゃう志摩さんでも絶対そんなこと死んでも言わない志摩さんでも、どっちでもいい。
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