奇子を劣化させたDNTコプヤン妄想。近親相姦気味とか家庭内暴力とかそういうのなのでたたむ。
悪太さんが、豪農とか地主とか、そういうのの三男で、上ふたりとはずいぶん年が離れてて、跡取り以外は使用人よりはマシ程度の扱い。あんまり人生楽しくない悪太さん。
主の父親は女好きで傲慢で、女は抱くか殴るかのどっちか的な。当然この父親を悪太さんは割りと軽蔑して、恐れてもいる。
この父親の機嫌を取るために、自分の奥さんを差し出す(と言うか、親父が強姦するのを見て見ぬ振り)長兄。
長兄嫁は妊娠、生まれるまでどちらの子か分からず、生まれてみたら親父さんの子と分かって、家の中はおかげで微妙な雰囲気。
これが女の子楊さん。
ちなみに、母親は長年この夫に暴力と女遊び含めて振り回されて、無気力空気。が、悪太さんと、そして長男嫁、次男嫁を、気の毒に思ってかわいがってはいる。
次男と悪太さんは、まあそこそここの母親を大事にはしてる。
女の子楊さんは、可愛い子なんだけど、出生の秘密を、本人以外周囲が全員知ってて、触らぬ神に祟りなし状態。友達もできない。他の家の親があの子とは遊ぶな(父親の評判が悪いから)と言われてる。
それを可哀想に思って、異母妹だしと可愛がる悪太さん。
長男は、楊さんを見るたびに、自分の愚かさ無力さ加減、奥さんをよりによって自分の父親に好き勝手されたと言う屈辱、その父親に勝てない自分、諸々、負の感情を刺激されるので、楊さんをものすごく嫌ってる。
表向きは長男嫁さんの子なので、長男の戸籍に入ってて、悪太さん的には姪と言うことになってるので、余計に自分の子として外向きに扱わなきゃで神経に刺さる。
とにかくもう、目にも入れたくないし、同じ部屋にもいたくない。存在が汚らわしい。
父親は、まあ自分の子だから可愛くないわけでもないんだけど、長男嫁から当然憎まれてる(いまだ気が向くと彼女を好き勝手に扱うことは続いてる)し、自己愛強いので、他者をそもそも愛せないこの男は、気分の上下で楊さんを可愛がったり邪険に扱ったり、相当適当。
産みの母の長男嫁も、この境遇なので当然情緒不安定。
楊さんを、安定した精神状態で可愛がってくれるのは悪太さんのみ。
(悪太さんの)母親は、とにかく波風立てたくなくて、楊さんが近寄って来れば可愛がるけど、自分から積極的に関わろうとはしない。
ある時、楊さんが何かいたずらして何かやらかしたと言うので、長男がブチ切れて、楊さんを蔵の地下に閉じ込める。
一応父親が、小さい子にそんな酷いことをって言うんだけど、権力的お金的にはまだ主人として強権でも、もう歳で体は弱ってるし、長男がその気になれば叩きのめせるわけで、強くも言えない。長男嫁をいまだ時々好き勝手にしてる(長男が見逃してる)と言うので、若干弱みもある。
長男は、目の前から楊さんが消えて、もうせいせいしたから、あのままずっと閉じ込めておけと思ってる。
長男嫁は、当然可哀想で、蔵に行って楊さんと一緒に過ごしたり、こっそりお風呂に入れてあげたりとか、とにかくできる範囲で面倒は見る。
が、夫である長男にせよ舅にせよ、逆らうと殴られる→自分が動けなくなったら誰も楊さんの面倒を見ない、と言うので、この件については無言を貫いて、そっとしておく流れ。
悪太さんはもちろん、この件で長男に食って掛かるけど、殴られて撤退。
が、長男嫁(義姉)に手を貸して、自分も楊さんの蔵の地下へ、楊さんの面倒を見に通う。
でまあほら、ありがち、思春期の年頃の男女なわけなので、色々起こるわけだよ。
が、血が繋がってるので、ぎりぎりの線は越えない。
楊さんに初潮が来て、楊さんは何が起こったのか分からないし、悪太さんも分からないし、ふたりでパニクって抱き合って、お互い慰めながら、もし楊さんがこれで死んじゃうんなら、ひとりで死なせるのは可哀想だから、オレも一緒にに死ぬよとか誓っちゃうんだよ悪太さん。
この時点で、楊さんへの恋心(と言うか、家族のはみ出し者同士の親愛感)を自覚する悪太さん。
長男嫁が楊さんの手当てをして、楊さんに説明して、悪太さんにもそれとなく伝えて、そして悪太さんも年頃だし、そろそろ楊さんに近づけない方がって思うんだけど、とにかく実の娘の楊さんが不憫で、お互い好き合ってるなら、たとえ異母兄妹でも、愛する人がいる方が幸せなのではと、色々悩みつつ、見て見ぬ振りをする流れになる。
楊さんは比較的無邪気に、悪太さんのことを好きとか愛してるとか、そういう風に思ってるんだけど、悪太さんは外の世界を知らない楊さんの純粋培養っぷりのせいで自分を好きだって言ってるんであって、外に出て他の人間に出会ったら、多分自分のことなんかもう振り向きもしないだろうと思ってる。
で、楊さんが17、悪太さんが20くらいの時、長男が不摂生で突然死ぬ。
自分の目の前で発作を起こした長男(長兄)を、悪太さんは助けを呼ばずに見殺しにする。
それを目撃した長男嫁は、愛してたわけじゃないけど、自分の生活の基盤を与えてくれてた男なので、いないと困る、と咄嗟に思って、悪太さんを責める。
悪太さんは色々たまってた鬱憤があって(楊さんも自分もないがしろにされてたから)、そこでぷつっと切れて、長男嫁さんを殴りつけて強姦する。そしてそれを弱みにして、長男を見殺しにしたことは口封じする。
ついでに、楊さんのことは何とかするから、長男の件も黙ってろって言う。
で、次男、これが全然覇気はないんだけど、人の口車にすぐ乗るタイプで、社会主義にのめり込み、思想に共感したとかよりも、家のお金を活動費として差し出すとちやほやしてもらえるのが嬉しくて、父親はこの次男を割りと甘やかしてて、怒りはするけど、つい金を出すのをやめない、と言うような。
で、ある時、ある政治家が暗殺されて、それに関係したと疑われた社会主義者たちが一斉検挙。
悪太さんはこっそり警察に、次男も怪しい、きっと関係者だと事実無根を密告する。
裁判も証拠も必要なく、次男は逮捕されて終身刑で投獄。
長男は突然死、次男は刑務所、と言うことで、三男の悪太さんが家の後を継ぐことになる。
父親は息子ふたりを失ってがっくり来てるし、母親も同様。
悪太さんは、ろくでなしたちを家から消してやったんだから感謝してくれてもいいじゃないかと母親に食って掛かる。母親はただ悲しそうに悪太さんを見るだけ。
父親はなぜか悪太さんが虫が好かないと言うので、跡継ぎなんだけど、相変わらず対応が冷たい。これもまた悪太さんは不満。
で、このどさくさに、次男が消えてうろたえてる次男嫁も強姦まがいに好き勝手して、鬱憤を晴らす悪太さん。
ああオレはあの父親の息子だなと自嘲しつつ、楊さんにだけはとろっとろに優しい悪太さん。楊さんは相変わらず無邪気に純粋培養で、もう外に出たいとも言わない。外の世界は怖いところだと思い込んでる。
異母兄妹のふたりは、相変わらず、近親相姦ぎりぎりの関係を保ってる(一応純粋に愛し合ってることになってる)。
20半ばになって、もういいかと、強引に父親を隠居させて、家の実権を握る悪太さん。
兄嫁ふたりは手元に置いたまま、愛情もない愛人扱い。
仕事等は順調なんだけど、とにかく精神的荒みが止まらない。それを慰めてくれるのは、蔵の地下に閉じ込められた楊さんだけ。
とうとう父親が死ぬ。それを追って母親も急に弱る。危篤で、死ぬ直前に、悪太さんに、悪太さんの父親が別の男であることを告げる。
楊さんと何の血縁関係もないと分かった悪太さん、今までそれだけで耐えてたので、父親でもない男に抑圧されてた無力感やら、母親に裏切られた感やら、ずっと兄妹だと思ったから我慢してたのにー!!的な不満やら、全部吹き出して、楊さんところに行って、楊さんに無理強いする。
楊さん的には、それ自体は怖いんだけど、悪太さんだから自分を害するつもりでしてるんじゃないだろう的に思って、深くは考えない。
ある日楊さんが妊娠してることに気づいて、長男嫁が悪太さんに切れる。どうやらそこでとどまってるらしいから見逃してたけど、実の妹にそんなことを、この鬼畜!どうせあの男の血縁だから!みたいな罵られ方して、楊さんが自分とは血が繋がってないことを説明する気も失せて、ただブチ切れて、義姉を殴って黙らせる。
長男嫁さん、実の娘もこんな風に汚されて、何かもう何もかもどうなってもいいと、ずっと自分が死ぬ時に使うつもりで持ち歩いてた短刀で悪太さんを刺す。
血だらけの顔で、初めて人を傷つけたことでフリーズしてる義姉に、楊さんと自分の子なら可愛いだろうなとか言いながら、悪太さんはふらふら家へ帰ろうとする。
山の間から夕日が見える道を、血を流しながらひとりで歩いて行く。
その頃楊さんは、梯子から足を滑らせて落ちて、打ちどころ悪くて瀕死&流産。
早く助けに来て、赤ちゃんが死んじゃう(もう死んでるけど)って、悪太さんと長男嫁さんを呼んでる。血溜まりにひたって、声がだんだん小さくなる。
と言う、大変胸の悪くなる妄想乙。単に、ヘビーペッティングでとどまる悪太さんと楊さんが萌えるなーって言うだけ。失礼しました。