警察を辞めるとかそういう話をしてた後に、あのクズミのお誘いで、それに対してもちろん作中では絶対に志摩ちゃんはそっちに行くと言う風には心が揺るがないけど、クズミのあのクズっぷりに、自分の非人間的なところと共通するものを感じてる志摩は、多分、クズミの側に行ったらそれはそれで自分はまた有能さを発揮できるんだろうって思ってて、そういう意味で、誘惑を感じる、誘惑に乗ったらどうなるかと言う想像をする程度には、クズミにちょっと近寄った志摩ちゃん、と言うような。ずいぶん後で、伊吹にその時の自分の心境を語る志摩ちゃん。伊吹は志摩ちゃんが間違ってもそっちへ行くはずはないって信じてるので、「心配するなって、オレが止めてやるよ」ってあの笑顔で言う。志摩ちゃんは、こいつがこうやって隣りで笑っててくれる限りは大丈夫だなって思う(安心してクズミに溺れられる、と言う意味も含めて)。
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