フェルナーは、オーベルシュタインにちょっと心配されたくて一緒にいる時にわざとはぐれてみたりするけど、オーベルシュタインはちょっと周囲を見渡していないなって思うとすたすた先に行っちゃう。「閣下ー待って下さいよー探して下さってもいいじゃないですかー」って追い掛けながら言うけど、「迷子などと言う柄ではあるまい」ってわざとなの見抜かれてるとかそういう。わざとじゃない場合も、「あの男が迷った挙げ句戻って来れぬなどと言うことがあるはずがない」って言う信頼の篤さよ。内心ふふんって思って、ちょっと本末転倒なフェルナーとかそういう。
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