少しずつ屋敷の大掃除が辛くなりつつあるラーナベルトさん。でもオーベルシュタインにはそんなことを微塵も感じさせずに、ひとりでこれどうしようかなーとか力仕事とかで悩んだりしてる。人の心を読むのが上手いフェルナーは、言われずラーナベルトさんの苦境を悟って、お手伝いしましょうってさっさと手を出す。オーベルシュタインの性格を考えると、ヨソのプロの人を入れるのは嫌がるだろうし、それならまだフェルナーの方がいいかなって、ええー?と思いながらも助かると思って手伝ってもらうラーナベルトさん。フェルナーがエライ大掃除の手際がいいのに、「いやあ、こういうことを部下にやらせるろくでなし上官が意外といましてね」ってフェルナーが軽口叩いてたら、「なるほど、私もそのろくでなし上官のひとりと言うわけか」って犬と一緒にオーベルシュタインが現れて、「いやだなあ、閣下は別ですよ。閣下のお宅の掃除は私が手伝いたいんですよ」とかあの人を食ったような笑顔で言うフェルナー。こんな時どんな顔したらいいのか分からないって言う顔をしてるラーナベルトさん。その日は当然ながらお礼と言うので、豪華なディナーをオーベルシュタインと一緒に囲みました。
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