ヤンさんは強い父親とかデキる父親と言う点からはかなり外れるだろうけど、ユリアンがまずそんな父親像を求めてないだろうと言う点で幸運だったのと、自分はポンコツと言うのをきちんと自覚してて、そこでユリアンを「自分の子!!!!」とぎっちり囲い込まずに、むしろわたしは親としては能無しだから、その辺は他の人のところで補完してねって、ユリアンが親としての部分部分を他の人に求めるのをまったく止めないと言うか、むしろ推奨してた点ではないかと言う気がする。割りと素直に内心では、ユリアンの他の親ロールの人たちにヤキモチも焼いたと思うけど、それはそれとして自分の中できちんと処理してユリアンには感じさせずに、ユリアンが自由に、自分に合った人のところに必要な時に行けるように、そういう風に人を見る目も養える機会を与えたこととか、ヤンさんは多分無意識だったと思うけど、そういう親のあり方もあるんだなあと、13艦隊の、みんなで育てるユリアン、と言うのを見て思った。まあ現実的には、男親が戦場でどんどん死んで、孤児を社会が育てると言う風にするしかなかった、と言う状況があったんだろうけれども。
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