ヤンさんはどう見ても準備や用意のいい人ではないので(作戦、戦闘時除)、ちょっと寒いなあって思っても、突然ながら上着とか余計に執務室に置いておくとかしないし、フレデリカさんは多分自分のを持ってるけど、サイズは何とかなるけど、さすがにそれでもフレデリカさんのを借りると言うのは色々気が引けて、結局シェーンコップ先生のところへ、何か上着持ってない?って借りに行くヤンさん。シェーンコップ先生は、時々部下が着替えが必要だったりとかのために、そのまま貸しっ放しになっても大丈夫な色もデザインも平々凡々のスエットとかパーカーを自分のロッカーに常備してて(ユニクロとかワークマンとか系の)、それを、色がどうかなと思いながらヤンさんに貸す。一応誰でも着れるように自分のサイズ(LLとかXLとか場合によっては3X)にしてあるので、ヤンさんが着ると服の中で体が泳ぐ。何か新入したての大学生、いや高校生かなとか思いながら、自分の服にあごまで埋めて、あったかいなーって言いながら去って行くヤンさんの背中を見てる。
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