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コーネフさんとボロディンさん、一緒に揃って休暇を取って、ちょっと贅沢なプライベートビーチ的なリゾートにお出掛け。大変個人的に、コーネフさんをイワンって呼ぶ(露語で)ボロディンさんもいいなあって思うんだけど、階級名でずーっとコーネフさんを呼ぶボロディンさんと、ボロディンさんのことは提督って呼ぶコーネフさんとか好き。とか言いながら脳内ではボロディンさんの名前はニキータ認定してるけれども。ニキータは愛称化するとニキーシャ(他の呼び方もある)になるらしいので、ベッドの中でほんとにごく稀にボロディンさんをニキーシャ呼びするコーネフさんとか。そういう時はコーネフさんをワーニャとかその他イワンの愛称で呼ぶボロディンさんとか。ワーニャでもいいんだけど、愛称なのになぜか長くなる方の呼び方でもいいなあ。新婚旅行みたいだなってふたりとも思ってるけど、互いに口にしたりはしない。思い切りイチャイチャして過ごせばいいと思う。出掛けて戻ると、部屋の中がきれいに掃除されてて、シーツやタオルも全部取り替えられてて、それを見てちょっと顔を赤らめるボロディンさんを可愛いとか思うコーネフさん(言わないけど)。そしてまあ、ボロディンさんが戦死して、思い出のリゾート地に行く気はまったくないけど、何だかふらふらひとりでちょっと遠いところに出掛けて、そこで自分を引っ掛けに来た男と、適当に見つけたモーテル(ボロディンさんと過ごしたところとは似ても似つかない)でひと晩あーだこーだあって、コーネフさんが割と積極的だったので、男の方がこれは脈あり？？とかってその後も続くよな？みたいな態度だったので、そんなわけないに決まってるだろうって、コーネフさんの冷酷ボイスで追い払われるとかそういう。分かり切ってたけど、あなたの代わりどころか、あなたを思い出すよすがにすらならない、みたいな絶望感に襲われるコーネフさんとか(分かってたけど)。そのまま虚無な心境で、もう何もかもどうでもいいと言う感じで、時差心中の瞬間まで過ごすとかそういう。そういうボロネフなリバーサイドホテルとかそういう。ボロディンさんはなぜか自分が戦死することは想像しても、コーネフさんが戦死すると言うことはひと筋も考えたことがなくて、自分が置き去りにすることになるこの若者が気の毒だって、口にせずに思ってたとか。実際その通りになって、君は最後まで達者で、とか最期に思ったとかそういう。すごくどうでもいいけど、ニキーシャとかボロディンさんを愛称で呼んでも、基本敬語は絶対に崩さないコーネフさんとか。
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