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ウォッカムの凄いところは、よったんに向ける支配欲所有欲を完全にそこにとどめて、性的な発散をしないところだなあと思う。まあ全裸に剥いて拷問とか監禁とか、十分に性的ではと思わなくもないけど、でもウォッカムの中に、丸裸にしたよったん(隠喩的な意味で)を足元に這いつくばらせたい、そして完全支配したいと言う気持ちはあっても、それをはっきりと強姦等と言う形で表すことはしなかったし、この辺、ウォッカムの妙な潔癖さの顕れではないかと思ったりもする。多分、よったんを性的に魅きつけてるキリコに対する反発でもあるとは思う。一方で、似たようなタイプのリューネブルグさんは、その辺俗物と言うか、帝国貴族と言う肩書きに依存してるせいかどうか、自己部分がやや弱くて、そのせいでシェーンコップ先生に対しての支配欲こいつ生意気！！みたいな感情が、どうも性的に流れがちと言うか、全然性欲とかなくて強姦とかしちゃうタイプ、そして強姦と言う事実に自分が揺らいで、自分はこの男を欲してるのか？？とか思って、そこで病的に執着しちゃう、みたいな(執着してるのはシェーンコップ先生に対してではなくて、自分の、その欲求に対してなんだけど、この手の人の傲慢さで、自己分析なんかしないので理解はしない)。リューネブルグって、弱さが大変分かりやすくて、この辺のキャラ造形すごいなあって思う。
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