ユリアンをアイスクリーム屋さんに連れて行って、受け取ったところでうっかり落としてしまい真っ青になるユリアン。ヤンさんが、いいよいいよもうひとつ買うから気にしないでっておろおろしつつも噛まずに言えたと思ったら、横から他の大人が自分のアイスクリームを差し出したりしてくれる。いえいえいいですって断るユリアンの目の前に、新たに差し出されるアイスクリーム。お店が気を使ってくれました。ヤンさんの支払いも拒否られ、ひとつ分だけ払って店を出て、ああ子ども連れってこういうことかーって思うヤンさん。その後ユリアンも背が伸び、ヤンさんとそれほど変わらなくなった頃、またアイスクリーム屋さんに行き、今日はまあわたしも食べてみるかなって注文して、以前のユリアンの如く、床に落としてしまうヤンさん。すでに自分の分はひと口ふた口食べてしまってるため、ボクのをどうぞって差し出せず、あわあわするユリアン。そうすると周囲の大人がわらわらと集まって来てヤンさんを慰め、泣くなボウズ、大丈夫だぞとか言いながらみんながアイスクリームを買い直してくれ、しかもこれなら落とさないぞってカップ入り。お店も大変でしたねーって慰めてくれてみんなに見送られてお店を出るヤンさんとユリアン。「・・・もしかしてわたしは、あの時もおまえより子どもに見えるのか・・・」って思うヤンさん。当然ながらこの話は後日、良い話としてユリアンから語られ、大人たちはみんなあ、察し・・・となり、なぜかそれから数日、ヤンさんのところに紅茶を運んで来ては、肩をぽんぽんと叩いて去ると言う事象ががががが。
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