やっぱりこう、高校生と言うか学生なFJコプヤンとか。FJシェーンコップ先生はやっぱり不良認定されてて、FJヤンさんは全然目立たない図書館入りびたり生徒で、夏休みはどっちかの家で扇風機の回る居間で、麦茶のグラスがぬるくなっちゃうけど、お互い見つめ合うのに忙しい高校生カップルみたいな。キス以上はFJシェーンコップ先生が、FJヤンさんがちょっと不憫でできなくて、「卒業したら、その時は先に進みましょう」みたいな。「わたしは別にいいけど・・・」ってFJヤンさんがちょっとうつむいて言うのに、「良くないです」って却下。特に音楽が好きってわけでもないけど、祖父のレコードプレイヤーに触ることを許されて、自分でアルバムとかちょっといいスピーカーとか欲しくなって、アルバイトに勤しむFJシェーンコップ先生。買ったアルバムを、聞きに来ませんかってFJヤンさんを誘って、A面は静かに聞いたけど、引っ繰り返したB面はずーっと回り続けて、ふたりは新品のスピーカーの前であーだこーだが止まらない的な。そんな高校生なFJコプヤンの夏休み。あ、FJシェーンコップ先生は大学生でもいいか。でも高校生同士がいいな。翌年は大学生と高校生になっちゃっても。出会って恋に落ちた時は高校生同士でした。
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