なぜか突然辞表が受け付けられて、来月で退役が決まったヤンさん、晴れ晴れとした淋しさを感じつつも、いそいそと荷物をまとめ、有給全部消化するぞーとサボる気満々でいたら、ニュースを聞きつけたみんながやって来て、引き止めたそうな顔をしつつ、時にはそれを口にしつつ、ヤンさんにみんなさよならまた会いましょうって言って行く。で、最後にシェーンコップ先生がやって来て、いやはや貴方と言う人は今さら賄賂でも掴ませましたかとか言う。こういう軽口ももう日常じゃなくなるなあと思いながら応じて、来月にはわたしはただの人だ、もう君の傍にも、許可なく寄れなくなるよって淡々と、でもちょっと淋しいな風に言ったら、「ではその有能かつ近寄り難いとおっしゃる軍人たる私に、いつでも気安く声を掛けられる特典はいかがですか?」って結婚指輪を出すシェーンコップ先生。うわーそう来るかー(有能とは言ってないんだけど)一体この指輪いつ買ったんだと思いながら、シェーンコップ先生が勝手に手を取ってそれを指にはめるのを、「んー・・・わたしもまだ君と離れ離れはちょっと淋しい気もするから、とりあえず婚約者くらいならいいかな」って(以下毎度の繰り言)
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