自分のことを、お義父さんって呼んでもいいぞって、ユリアンの背中を叩きながら言うシェーンコップ先生(多分カリンちゃんが妊娠したとか言うタイミング)。照れるユリアンをもっとからかおうとしたら、「そんな・・・中将のことをお父さんなんて・・・」って言うから、「おいおい、家族間に階級なんぞ持ち込むな」って明るく言ったら、「だって、僕、提督のことをお父さんとも呼べないのに・・・」ってもっとこう、切なそうに言われて、思わず真顔で黙るシェーンコップ先生とかそういう。一方ヤンさんは、「わたしは決して良い父親にはなれないし、ユリアンに父親と呼んで欲しいとは思ってないよ、そんなおこがましい」とか飲みながら淋しそうに言われて、この親子は・・・って思うシェーンコップ先生。でも何か、自分が父親になって、それで、ヤンさんのことをお父さん、って初めて呼ぶユリアンとかいいなってちょっと思う。ヤンさんを父さん、シェーンコップ先生をお義父さんって呼び分けるユリアンとかさー。カリンちゃんは、永遠に中将呼びで提督呼びかもしれない。あ、でもシェーンコップ先生を中将って頑なに呼ぶのに、ヤンさんのことはお義父さんって呼ぶとかで、シェーンコップ先生は一体どんな感情を持てばいいのか戸惑うとかそういう。
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