そこそこ長く同棲してた女性に、あなたは育児のパートナーになり得ないと思うとばっさり切られて同棲も解消になったシェーンコップ先生、キャゼルヌ先輩に飲みで愚痴ったら、「だったら育ててみればいい」とか言われて、「ただし、ダメだったから捨てるなんてことはできんぞ」って妻子持ちらしいことを言われる。で、そのキャゼルヌ先輩から、庭で生まれたが育児放棄でうろちょろしてて危ないからおまえが引き取れと、黒子猫を押し付けられるシェーンコップ先生。黒子猫は子猫の割におとなしくて、病気かって心配するくらい静かで、シェーンコップ先生はゴハンをくれる人なので、まあありがとうございますって感じだけど、他の時は大体本棚のところで本に挟まれて寝てる。が、次第にお互いくっついてる時が増えて、黒猫をヤン提督って名付けて、ゴハンのために残業を切り上げなくちゃだったり、遅刻しそうになったり、ちょっと体調不良で獣医に通ったり、こんな小さいのに大変だと思い知って、振られた女性が言ってたことをしみじみ考える。「まあ、確かに俺には子育ては無理だな、子猫ひとりにこう振り回されるようじゃ」と、彼女に対する憤りもいつの間にか消え、そして黒猫ヤンさんがいないと淋しくてしょうがない体にされ、そしてキャゼルヌ先輩は、「猫を買うと結婚が遠ざかるってのはほんとうだったんだな」って思うけど、シェーンコップ先生には言わない。Happily Ever After。黒猫ヤンさんは、発情期の前に去勢手術をし、その後はシェーンコップ先生の服で巣作りとかしたりするようになり、帰って来ると、わざと置いておいた自分のパジャマの上で寝てるヤンさんを見ては萌え狂って、Twitterに連写の写真を上げまくり、最近フォロワーが1万を越したそうです。
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