キャゼルヌ先輩は、ヤンさんが自分がいなきゃ何もできない、ヤンさんをここまでにしたのは俺って思ってると思うけど、ヤンさんはそれをキャゼルヌ先輩が隠さないし、実際そうだしなって思ってて、でも実のところ、キャゼルヌ先輩にそう思わせてるところがあるんじゃないかなあと思ってたりする。キャゼルヌ先輩は、頼られた時にいちばん本領を発揮できるからって知ってるから的な。まあ、ヤンさんの世話焼いて、まったくこの人は自分がいなかったらどうなるんだって思ってるのは先輩だけじゃないと思うけれども。ヤンさんのいちばんの才能は、人を使うのがすごく上手いことじゃなかろうか。
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