エレベーターの外が不審って、さっとヤンさんの前に回ってヤンさんをかばったシェーンコップ先生を見てたら、何かこの人は、こうして自分の身を盾にしてヤンさん守るのにまったく躊躇がなくて、それが自分の仕事だし、ヤンさんはそうするに値する人だし、大量虐殺者と事実を目の前に出されてもその通りだって受け入れるヤンさんだからこそ、自分が犠牲になったとしてもそこで足を止めてただ嘆くことはせずに、ちゃんと自分(たち)の死体を踏み越えて、なすべきことをするだろうと言う信頼があるからなんだろうなあと言うようなことをつらつらと考える。要は、ヤンさんと言う人は自分が人殺しであると言うことに酔うだけの能無しではないし、人殺しであると言う責任を負って果たすだけの自覚と能力のある人で、殺した人たちを無駄に無碍にするようなことはしない人だってシェーンコップ先生が思ってるってことだよなあ(そしてシェーンコップ先生は、自分の人物評定にはちゃんと自信と根拠のある人だと思われ、その点をヤンさんが買ってるに違いないだろうと言う点・・・そしてシェーンコップ先生はそのことを自覚している・・・おまえら両思いか・・・)。
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