愛されるのも愛するのも、才能なんだなあって、ラップさんと出会ってヤンさんは思い知ればいいと思うんだ。あー自分はそういう才能はないなと、卑下でも卑屈でもなく、単なる事実として受け入れる流れで。ラップさんは、そういうヤンさんが多分歯がゆくて、そして愛する能力を持ってるからこそ、愛さずにはいられなかったんだろうなと思う。ラップさんは決して博愛主義ではなかったと思うけど、すごく真っ当な意味で、人を愛することと人に愛されることに臆さない人だったんだろうと思う。そしてヤンさんは、ラップさんのそういうところが眩しくて、そして魅かれずにはいられなかったんだろうなって言う。
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