オーベルシュタインが、人肉料理をしたい派で、でも当然ながら食べてくれる人がなかなか見つからず、元々付き合いのいい方でもないので、料理をしたいがどうしようもないと言う状況がずっとあって、フェルナーが自分にまとわりつくのに、半分くらい脅すつもりで、人肉料理なら振る舞ってやらんでもないって言ったら、「閣下の手料理とは!!」って喜んで招かれるって言う。ええー?本気ー?って思いながらほんとに呼んで、とりあえず普通にまず肉料理を食べさせて、フェルナーが割りと本気で喜んで食べてるから、「・・・人の肉は手に入れるのが難しいのでな」って言ったら、「・・・それは小官に、手に入れて来いと言う意味ですか」って訊かれて、「・・・そうだと言ったら、貴官はどうする」っって、そこでフェルナーは特に返事をしないまま、料理を平らげて、美味かったー☆って帰宅。後日、すっごい普通の顔と声で、「ご入用の品が手に入りそうですが、いかがされますか」って突然訊いて来て、「・・・貴官が食べてくれると言うなら、ぜひ料理してみたいものだな」って言って、突然の共犯関係。フェルナーは人肉趣味はないので、不味かったら素直に食べられないって言うつもりだったんだけど(その程度の神経が太い)、食べたら前に食べた料理より美味しくて、あれ?自分人肉スキー?って思うんだけど、まあ多分オーベルシュタインが料理したものだから、と言うことでひとつ。そしていつか、フェルナーを料理してみたいって思うオーベルシュタイン、とかそういう。
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