牧場にいる羊のジェロたん、一体どうしたのか、みんなより倍でかくて目立つが、本人は大変おとなしい。毛色もちょっと違う。牧羊犬のハインさん。お仕事熱心で、羊に対しては決して乱暴ではないけど、時々おらおら!とかになることもある。羊のジェロたんは、時々ハインさんが追いかける前に、よそに行った仲間をこっちだって連れに行くことがって、最初は俺の仕事を取るな!!って思ってたハインさんも、助けてくれてると思うようになるとかそういう。ある日、うっかりはぐれちゃったまだ子どもの羊を、いつものようにジェロたんが連れ戻しに行き、なかなか戻って来ないので、何してるんだってハインさんが様子を見に行く。そしたら、ちょっと物騒な動物に絡まれてて、ジェロたんは若いのを守りつつ、しかし追い払うのにちょっと迫力が足りず、そこにハインさんが現れて、俺のところの羊に何しやがる!!!って飛び出して行って、無事にやばい動物を追い払う。迷子の子羊に説教をしつつ、ジェロたんにも、助けがいるならすぐ呼べ!!って怒りつつも、とにかく無事で良かったって、2頭を連れて、辺りを注意深く窺いつつ、牧場の方に一緒に戻る3頭。その夜、何となくしみじみと語り合い、友情(?)の芽生える異種の2頭。ずーっと幸せに、協力して羊たちを守りながら暮らしました。終わり。
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