深く考えたことなかったけど、ヤンさんラップさんジェシカさんと、ラインハルトさまとキルヒアイスと姉上は対比なのな。そして積極的に政治に関わり、自らリーダーの位置に立つ流れになったジェシカさんは虐殺され、主にラインハルトさまのために傍観者の立場を貫いたアンネローゼさまは、歴史を記憶にとどめる者として生きると。そうすると、ジェシカさんとラップさんの関係に人知れず思い煩ってたヤンさんの心境と、姉上とキルヒアイスの結びつきを大いに歓迎しつつも、もしかしてそうなると自分は仲間外れになるんじゃないかと危惧してた感がないでもないように見えるラインハルトさまの気持ちは、どこか重なるところがあるんだろうな。ラインハルトさまも、ふたりが愛し合ってそのまま結ばれたら最高と思いつつも、そうなったら自分は?と思ってたところはあるんじゃないかと思うんだけどどうだろう。ふたりが愛し合ってないってなってもまた戸惑うんだろうけれども。愛し合うふたりを愛し、そして愛されてる自分、と言う立場がいちばん安心できたんだろうな。
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