養子がやって来るので、今日来て今日汚部屋を空にして欲しい!!!と言う、あるあるだけどヲイヲイと言う案件で出会う、ヤンさんとシェーンコップ先生。片付け粗大ごみ処理廃品処理やりますと言う会社の社員RRs、社長のシェーンコップ先生も前線に出ます。呼ばれて行って、依頼人のヤン本人は割とこの有様を恥ずかしがって恐縮してるけど、レベル的にはありがち汚部屋レベルで、これなら半日だなって、さくっと見積もりして、作業に入って、ゴミはあんまりないんだけど、お酒のビンと缶がすごい。そして紙ゴミと本の山!!! 後、洗って乾いた後で、再びかごに山盛りにされてる衣類(そこから直接取って着る)。意外と捨てる物は少なく、どんどん片付いてゆく部屋に、見守りながら感動するヤンさん。ついでにって、シェーンコップ先生が机の中も整理してくれて、ちょっと清潔好きが行き過ぎな感のリンツさんが、散らかった洗面台とお風呂と洗濯機回りと台所をぴかぴかにしてくれて、ブルームハルトが食器棚を色々整理してくれました。お昼前に片付け完了。これなら初日から父親失格って言われなくて済む、と喜ぶヤンさん。シェーンコップ先生がこそっと、「またまずいことになりそうなら、惨劇になる前にご連絡下さい」とか「本棚は、恐らくもう少し整理が必要かと」とか言い残して去ってゆく。後日ヤンさんと行き合い、その後どうですかみたいに聞いたら、養子が家事万能で助かってる、あのきれいなままだよってヤンさんににっこりされ、「お手伝いが必要ないのは何よりですな」って言いながら、ちょっと淋しいシェーンコップ先生。で、ある日、RRsが片付けてくれた物がちょっと見つからないってヤンさんから連絡があり、すっ飛んでゆくシェーンコップ先生。養子のユリアンと初対面で、3人掛かりでその探し物である、ちょっといいティーカップを無事探し出す(なぜか上の棚の、あんまり使わない物の後ろにあった)(別にシェーンコップ先生がわざと隠してたわけじゃないよ。多分)。じゃあ用は済んだからって帰ろうとするシェーンコップ先生に、ユリアンがせっかくですからお礼にお茶でもって、美味しい紅茶を淹れてくれる。ヤンさんと肩を並べて紅茶を飲みながら、「確かに貴方にとっては救いの神のようですな」ってユリアンのことを褒めたら、すっごくうれしそうにヤンさんが同意するのに、ちょっとだけ心がちくっとするシェーンコップ先生。話を変えるのに、「探しものが見つからなかったら、どうやって弁償しようかと思ってましたよ」って言ったら、「弁償なんかいらないけど・・・」ってちょっとぼそっとヤンさんが言って、「・・・でもあの、今度忙しくない時に、本棚の整理をちょっと手伝って欲しいな。ユリアンじゃ、ちょっと背が届かなくてね」って言うのに、即日予約をねじ込んでヤンさん宅に、ひとりで現れるシェーンコップ先生とか。その後、養子と、お風呂や台所のカビ対策について盛り上がって、プロの水回りの掃除の技をあれこれ教授する間に、すっかりヤンさんとユリアンのところに馴染んでしまうシェーンコップ先生とかそういう。
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