ありがちだけど、靴のオーダーメイドやってるシェーンコップ先生のところに、普通の靴屋さんだと思って、たった今靴底抜けちゃったから新しい靴をって買いに飛び込んで来るヤンさん。手入れもひどいし履き方もひどい靴で、見た瞬間無理って追い出そうかと思ってから、靴脱いだヤンさんの足がちょっと普段見てるのと違って、ちょっと失礼ってヤンさんの足を色々いじって測って調べて、「今までちゃんと合った靴を履かれたことがないようで」ってぼそっと言って、うちで作るとこのくらい掛かりますが、ぴったりの靴ができるまでお付き合いすることは保証しますが如何かって言って、ヤンさんはシェーンコップ先生のプロ(と美形)の迫力に圧されて、銀行の残高をちょっと心配しながら断れずに注文しちゃう。その日はとりあえず、サンプルとかでまあ履けなくはないと言う靴を借りて帰る。あ、個人情報はばっちり握られました。でまあ、後日靴を返しに行って、ついでに途中経過の靴をちょっと合わせて、爪先が広くて甲が高い、とかぶつぶつ言いながらヤンさんの足を再度観察するシェーンコップ先生。ヤンさんの骨格の違いが興味深くて、まあ何だ、靴だけじゃなくて、足だけじゃなくて色んなところを色んな風に調べられるヤンさんなど。靴は無事に出来て、あまりの履き心地の良さに天国のヤンさん。靴の手入れも手取り足取り教えてもらいました。結局手入れするのはシェーンコップ先生ですけれども。あ、新しい靴下を1ダース買いました。
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