シェーンコップ先生は何か、ヤンさんに長生きして欲しいって当然望みながら、きっとそうはならずに敵の手(帝国とは限らない)に掛かって命を落とすに違いないって思ってたような気がする。実際の6/1は、ヤンさんのドジって言いながら、あれは、結局そう思ってたくせに現実にそれが起こった時にヤンさんを守れなかった自分に対する悲しい揶揄でもあるんじゃないかなと思った。ヤンさんがあんな風に死ぬべきじゃなかったって言うのは、自分の目も手も届かないところで、襲われるような状況にすべきじゃなかったと言う、自分に対する責めが含まれてるんじゃないかなあって思う。多分シェーンコップ先生的には、自分はヤンさんを守って死ぬんだろうし、自分の死後に警備が自分がいた時ほどは気が回らずに、うっかり死んだりするんだろうなこの人、みたいな。そして自分は、この人がそれはそれとして、できるだけゆっくり自分の元へ来るように願いながら、じっと待つんだろうなって思ってたとか何かそういう。現実には逆になったんだけれども。ヤンさんが、いわゆる後追いするようなロマンチストじゃないのは見抜いてなかったわけないし、ヤンさんがついに来たら、「やるべきことはすべて終わらせましたか」って、にっこり訊くつもりだったんじゃないかなって・・・そういうことを、ひとりでいつも考えてたんじゃないかなって。ヤンさんには絶対気取らせなかったと思うけど。
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