食べるのと食べられるのが恋に落ちるって好きなので、竜な悪太さんが、ゴハンゴハンって淡水と海水の交じる辺りの河にでも入って、割りと大きな蛤なヤンさん見つけて、砂吐かせてから食べようって自分の巣穴に持って戻って、ひと晩見つめて過ごすうちに恋に落ちてしまって(なんて美しい模様の貝殻なんだとか時々出て来る足の先っぽの黒がすごくきれいだとかそういう)、食べるのやめてここで一緒に暮らそうみたいに言うんだけど、蛤ヤンさんの方は、わたしは食べてもあんまり美味しくないからそれは別にいいんだけど、ここは水がないからちょっとなあって言ったら、じゃあ私が水際で暮らします!!って早速引っ越す竜の悪太さんなど。特にオチはないので、そのままラブラブで一緒に暮せばいいんじゃないかな。
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