25
ハインさん萌えは、実家のようなものなので。
構わずダダ漏れ。時々青いお空とかに反応投げ。ここのタイトルが時々近況報告。ブラウザバックで戻って下さい。
メルフォ
置いてみました。
タレコミどんと来い!!
スペースで
AND
検索
・
009(2735)
・
JoJo(1268)
・
HR/HM(1069)
・
vtms(2125)
・
GA伝(4812)
・
UFC(480)
・
Law & Order(219)
・
other(2887)
・
ネタメモ(301)
2019年3月12日(火)
*
GA伝
ネタメモ
また似非なファンタジーなアレで(失笑)。多分長くなるのでたたむ。あ、女性楊さんのDNTコプヤン。
小さい国たちが、それほど仲良くなく、でもまああんまり争いもせずにそれなりにやってる世界で、ある国の王のところに、王位継承権からは相当遠い孫娘の楊さんがいる。
王女だった母親はすごく可愛がられてたんだけど、ある時ヨソから来た男と突然恋に落ちてしまって、身分違い&ヨソ者とか無理と言うので、どこかへ駆け落ち。
父親である王は何とか娘を探したんだけど、すでに身籠ってて、戻らないって言い張るから、しょうがなくそっと見守るだけにして放置。
正式に結婚しなかった相手の男は、情熱はあるけど生活力があんまりなくて、彼女は苦労の連続。それでもまあ、愛情があったから何とか耐えたと言うような。そんな暮らしで体を壊して、娘を生んでから5年ほどで死去。
夫の男は絶望して無気力、とりあえず死なさない程度に娘を育てつつ、かと言って特にすごく構うでもなし。
娘は両親の、情熱的なところだけは受け継いでたので、まいっかーと適当に好きにやる。
父親が好きで集めてた本の中から、魔術書とかこの世界の成り立ちとか、そういうのを読んで、何となく魔術を使うようになったり、その流れで薬草を使って薬を調合するようになったり。
10歳くらいの頃には、怪我や病気を治すことができるようになってた。
で、祖父である王は、娘が死んで、他の娘や息子がいるけど、いちばん可愛がってた子の生んだ子だから、そろそろ城に引き取りたいって言って、父親に交渉する。
父親は、色々考えた末、自分といるよりはいいよなって、娘を王のところへ返すことにする。
娘がそっちに行っても、時々外出がてら城の方へ行って会ってもいいって言う約束は取り付けて。
で、王の孫娘の楊さん、父親譲りの黒髪に黒い瞳、王の国では不吉と嫌われる色で、王は夭折した娘(楊さんの母親)恋しさに引き取りはしたし、自分の評判落とすのもアレだしで、一応末姫扱いにはするんだけど、何となく扱いはぞんざい。
王妃はとっくに亡くなってて、王の子どもたちは、王に可愛がられてた末妹が元々あんまり気に食わなかった、と言うので、楊さんは基本的に城では誰にも歓迎されてない。
でもまあ、そういうのをいちいち気にする楊さんでもないので、時々会いに来る父親に愚痴るでもなし、まあこんなもんだよねーと言う感じに適当にやってる。
魔術書を読むのと、薬草の調合の研究はひとりで続けてて、城で誰かが怪我したり病気になったりすると、医者に掛かるほどじゃないとか、医者が匙投げたとか、そういうところに行って治療するとかそういう。
(王の祖父上も、一度重い病気の時にそれで助かったことがあって、この末姫に感謝はしてる)
12歳になる直前くらいの楊さん、ある日街の市に薬草目当てで出掛けたら、フードで隠してたのに、からかって来る男数人に上着を剥ぎ取られて、黒髪をからかわれる。
ひどい言われ方をして、この国に厄災を運んで来るに違いないとか言われて、王も含めて実はみんなそう思ってるので、誰も楊さんを助けない。
王の末の孫娘だから、ヨソ者の血が混じってても、追い出したりはしないけど、何かあったらすぐに殺されるぞとか言われる。
そこに突然割って入る、楊さんよりは年上の少年。ものすごい美少年。みんな一瞬息を飲む。そして彼がナイフを、いちばん体の大きな男の喉に突きつけたのに驚いて、みんなで少年に掴み掛かろうとするけど、割と華麗に殴られて追い払われる。
たかが髪が黒いと言うだけで、こんな小さな子に寄ってたかって恥ずかしくないのか、みたいなことを言う少年。
楊さんを、危ないかもだからって城まで送ってあげる少年。途中で、どこかに傷のあるのに気づいて、楊さんがその場で治してあげるといいと思う。
双方、名乗らずに、ありがとう、またいつかって言って別れる。
(少年が、傭兵の見習いだと言う程度のことは話をする。楊さんは自分が王の孫娘であることは特に言わないまま)
数年後のある時、隣国と小競り合いが始まって、王(病気と高齢)が弱ってるせいもあって、何か押され気味。
敗けたら面倒だなーって思ってると、楊さんが、助っ人として、この辺りを放浪してる傭兵を呼びましょうって王に進言する。
小国間の小競り合いはしょっちゅう起こるので、傭兵たちは一個中隊くらいの規模で、あちこち出稼ぎしてる感じ。
で、呼ばれたのが薔薇の騎士と呼ばれるグループで、小競り合いがひど過ぎて滅びてしまったある国の軍人たちで、帰る場所がないせいで他の傭兵グループから何となく格下扱いされて、でも傭兵としては優秀なので、妬まれたりで疎まれてる面々。
その時いちばん近くにいたと言うので彼らが呼ばれて、さくっと仕事をして、隣国を押し返して、和解して終了。
これで終わり、じゃあまた、と薔薇の騎士たちが去ろうとすると、王は、隣国は自分が高齢で弱ってるところにつけ込んで来たわけだし、自分が死んだら即乗っ取りにまた乗り込んで来そうだから(他の小国もそんな気配がないでもない)、ちょっと警備にしばらくいてくれないかって頼む。
せめて自分が死んで次の王が決まって、隣国ともいざこざもない感じで落ち着くまで、と言う、割と曖昧な期日で。
放浪に慣れてる騎士たちは、えー?定住はいいけど、いずれ追い出されるとか条件悪過ぎめんどくせーってあまりいい顔をしない。
そこで、王に、次の王に決まってる長男とその腹心の宰相みたいなのが、「じゃあ身内を妻か妾にくれて、王族の親戚の扱いにしてやるって言えば? 親戚だから追い出さないってことにして」と進言して来る。
王はそれを飲んで、末姫の楊さん(いらない子だし)を薔薇の騎士の長に差し出すことに決める。
さて、騎士の長は、王たちがそんな話をしてる時に、騎士たちが仮宿としてあてがわれてる城の、表側の端っこの辺りで、この楊さんとすでに対面してたりして。
楊さんは城内で薬草に使える植物探し、自分で育ててみたりとかしてて、観察日記を片手に城の中を散策中、騎士の長に会う。
騎士の長は、楊さんを王と対面した時に見てて、姫と言うにしては地味だなとか、他の姫君に比べると手を掛けてもらってないっぽいなとか、何かぼっちな空気だなとか、それにしては本人は全然気にしてないようだとか、地味過ぎて浮いてる楊さん(父親譲りの風貌は他の王族と全然違うし)がその時点ですでに気になってたりして。
派手できれいな女性は見慣れてるので、地味でぼっちが平気で、王の姫君らしいことに興味なさそうな楊さんが物珍しかったとかそういう。
で、実際に楊さんと会って、何をしてるんですかとか口を利いて、それで初めて、以前市で助けた少女だって気づくんだけど、楊さんの方は全然あの少年がこの騎士の長だとは気づかない。
成長して、大抵の女性は見惚れて喜々としてすり寄って来る美貌と言うのに、楊さんは、きれいだなーでもそれ以上の興味はないーと言う態度で、騎士の長より薬草の成長具合の方が大事、みたいな。
楊さんの観察日記を見て、絵がやたら下手なのを、ちょっと笑う騎士の長。
「絵を描くのが上手いのが、部下にいますよ」
「へえ、その人、草を描くのも上手いかな」
と言うのんきな会話をしつつ、あの時と同じく、楊さんを楊さんの住んでる辺りへ送って行く騎士の長。
まだこの段階で名乗り合わないふたり(騎士の長の方は王に対面の場で名乗ってる)。
じき、王からここに定住のために、姫をひとり娶せようと言う話をされる騎士の長。気乗りしない風を見せる。
王は楊さんを差し出す気なんだけど、楊さんだと、この騎士がうんて言わないかな、だったら好きなのをって独身の姫を選ばせるかな、困ったな、とか思ってたら、それなら、あの黒髪の姫をって騎士の長から言い出されて驚く王。
え?あれでいいの?マジ?みたいな。王側としては、ヨソ者の血の混じった、国外で生まれちゃった子だし、厄介払いできてラッキーだけど、マジでいいの?みたいな。
何か魂胆があるのかって考えるけど、他の、もっと可愛い姫たちは他の国との政略結婚のために温存しておきたいので、まいっか、計画通りだしって、楊さんを長に差し出すことに決定。
周囲は完全に利益のための婚姻(婚礼と言うような派手な儀式はなし。楊さんは半分ヨソ者だし、騎士の長はそもそもヨソ者だし)と言う認識で、書類上も正式の結婚かどうか相当怪しい、と言うような。
ただし、王は王族の結婚だからと言う建て前で、結納金ははずみました。
楊さんは、あーお金とか地位のために自分と無理に結婚するって言うのかー大変だなー気の毒だなーそして自分も割と可哀想かもなーって考えてる。
初夜の支度だけはきっちりで、ばっちり濃くお化粧されて、今夜だけは可愛らしく、女らしく見えるようにって、衣装も身動き取れないくらいばっちりで、相手に全部任せて、じっとしてればいいですからって準備してくれた侍女とかに散々言われて、何かよく分からないけど、本で読んだなー実際はどうなんだろー怖いなーめんどくさいなー逃げたいなーと思いつつも、送り込まれた部屋でじっと待ってる。
で、今夜から、王の末姫の婿になる騎士の長がやって来て、花嫁の衣装の脱がせ方が分からずおたおたするも良し、脱がせ方は侍女から聞いて知ってるけど、あえて分からない振りをして花嫁が困るのを眺めて楽しむも良し、困った花嫁がしょうがないから何とか必死に自分で脱ごうとするのを眺めるも良し、ふたりで一緒に、こうかなああかなって言いながら脱いで脱がせて、愛の共同作業でも良し、結局全部は脱がせられずに中途半端な着衣で何とかイタすのも良し、脱げないならそのままで、今夜やひときわ美しい貴女をただ眺めていたいとか言っても良し、結局初夜は何もなく、次の夜に、花嫁が、これなら大丈夫?(顔真っ赤)ってほぼ全裸で待ってるも良し。
この辺りで、やっと寝物語に、昔市で出逢ったと言うことを告げる騎士。ああ、あの時助けてくれた人ってやっと気づく楊さん。
周囲は地位と金のために楊さんと結婚したと思ってるけど、騎士はきちんと楊さんに惚れてたりして、思ったよりも仲睦まじくやってるふたり。
小競り合いはたまにあって、戦場へ出る薔薇の騎士たちに、常に癒やし手として同行する楊さん。
末姫とは言っても、楊さんは王位の順は15番目くらいなので、国が滅びでもしない限り、楊さんが女王になることはまずない。なので、周囲もこのふたりが何かするとはまったく思わないんだけど、騎士の長は傭兵として有能だし、人望もあるし、女性のウケもいいし、楊さんは野心はないけど頭の良い人なので、何かあると対応が的確で素早い。
で、少しずつ周囲の人たちから認められ始めて、王の長男は当然面白くない。
このタイミングで、王がそろそろと言うことになる。死んでも次の王は決まってるし、何も問題はないんだけど、この機に乗じて楊さんと騎士が謀反起こして自分を殺すんじゃないかと、疑心暗鬼になる長男(楊さんには伯父)。
で、些細なことを言い立てて、突然騎士を逮捕して牢獄に放り込む。何とかさっさと処刑にできないかと、腹心たちと画策する。
楊さんはブチ切れて、薔薇の騎士の数人と一緒に牢獄に向かい、「わたしの夫をただちに釈放しなさい」って命令する。夫と書いてつまって読んでもいいよ。
この時点で、すでに長男は人望が薄くて、牢獄の守衛は薔薇の騎士にもビビって、さっさと牢を開ける。
騎士を救い出して(拷問されて傷だらけとか? 楊さんがそれを跡形もなく即治してあげるとか)、楊さんは、この国にこのままいたら、いずれ自分たちは謀殺されるって思う。自分は別にいいけど、あなたが巻き添えで殺されるなんて、って言ったら、貴女を置いて死んだりはしませんよって応える騎士。
王は死に、長男が新王になる。それを見届けて、楊さんは新王に、争いごとは避けるべきだから、自分がこの国から、薔薇の騎士たちと一緒に出て行くって言う。
楊さんと長は消したかったけど、薔薇の騎士はそのままにするつもりだった(どうやって?)新王は、慌てて引き止めるけど色々もう無理(その後、楊さんと騎士たちを失ったと知れて、隣国に吸収されちゃうとかね)。
さてどこに行きましょうかって訊く騎士に、わたしの母と父が一緒に住んでいた土地に、って言う楊さん。
母は早くに亡くなってしまったし、父も結局その10年後に母の後を追ってしまったけれど、わたしたちはできたら、その土地で豊かに永く、実ることができるようにって言う楊さん。
楊さんと騎士の代でではないけど、その何代か後で、その土地に育った誰かが周囲の国を穏やかにまとめて大国になって、辺りににらみを効かせるようになったので、小競り合いもなくなったよ、と言うようなそんな。終わり。
【2024】
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
【2023】
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
【2022】
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
【2021】
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
【2020】
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
【2019】
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
【2018】
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
【2017】
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
【2016】
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
【2015】
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
【2014】
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
【2013】
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
【2012】
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
【2011】
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
【2010】
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
【2009】
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
【2008】
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
【2007】
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
【2006】
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
管理
nik6.24