ボスグレートさんが舐められたこと言われたりやられたりするのが実は大嫌い(グレートさんは鼻で笑って意に介さない)で、グレートさんの許可があればその連中を掃討するのにやぶさかでないジェロたん。ハインさんに代替わりして、まあ部下も受け継ぎですしおすしって思ってて、淡々と義務的に部下業務を果たしてたつもりで、いつの間にかボスなハインさんがバカにされたりするのにするっと腹が立つようになってて、あれ?って思うジェロたん。初期は「あんな生白い若僧に何ができる」ってチンピラにまで声高に言われて、ジェロたん自身もこっそり内心で、「大丈夫かな?誰にも相手にされないまま、落ちぶれちゃったらどうしよう」って思ってたのに、どんどん貫禄つけて、周囲を黙らせて、いつの間にか陰口はこっそりでしか叩けなくなって、ジェロたん自身ボスハインさんの迫力にビビることもあったりして、あ、いつの間にか献身的な部下になってるって思って、ちょっとだけ驚いて、そしてグレートさんのことをまた思い出して、痛みが減った分、何かちょっとあったかい気持ちになる、あらしのジェロたん。
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