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オンで萌えを吐き出す世界ただいま。
構わずダダ漏れ。時々青いお空とかに反応投げ。ここのタイトルが時々近況報告。ブラウザバックで戻って下さい。
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2016年11月1日(火)
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シン・ゴジラやっと見た!映画館で!! 割りと長いのでたたむ。
シン・ゴジラ見た。すごかった。
散々ネタバレ見てて、色々今更だったけど、蒲田くんは二次で可愛くされてた分、仰天の不気味キモさだったし、いやこれ可愛いとか無理じゃね?ってgkbr見てたけど、3回目くらいの登場で、いややっぱり可愛いと思った。特にあの目。蒲田くん可愛い。
いやすげえや、冒頭初っ端から怪獣登場。火山かなあどうだろうって延々政府のおっさんたちが首ひねって、ひとりエラい若いのが、正体不明の巨大生物かもって言ったら、正式の議事録に残って後で恥ずかしい発言すんなってたしなめられるし。
分かる。分かる。だよね、リアルだったら、はぁ?バカじゃね?ってなるよね。そしたら当たってたんだけどさー。
総理の台詞にもうちょっとタメが欲しかったけど、まあいいや。安定の、うろたえながらも国をしょって立つ人の覚悟と言うは、あれはほんとに頭の下がる台詞の数々だった。
ほんとに、政府が縦割りと言うか、役所とか管轄ごとに完璧に分かれてて、相互に連絡して情報共有して事に当たるとか、ないのね。しようと思ったら、すっごい高いハードルがあるのね。
みんな同じ色、同じ型に見える背広来て、髪の色とかも大体同じだから、ほんと見てておまえら全員クローンかよ!!ってつっこみ入れたくなったけど、正直そういう日本人らしさが、最後にはいとおしくなる。
ちなみに、特使とか言う日系米人と言うあの女性、すいません、台詞がほとんど聞き取れませんでしたorz 早口だし、発音もだし、え?英語の台詞?え?みたいな。英語の台詞については、量は少ないけど、赤坂さんの方が聞き取りはしやすくて、なおかつエラそうな英語にちゃんと聞こえた。
あ、ちなみに、英語だろうと何だろうと、基本すべてに字幕つきでした。字幕がなかったのは、憲法何条がどうのって、自衛隊投入がどうのこうのの時に、画面いっぱいに出た時、段幕の時、それからTwitterっぽい画面の時だけだったかな。
日本語の情報の上に黄色の英語字幕が掛かるんですけどね時々orz
しかし、とにかく細かい映画だった。あらゆる詳細が、怒濤のようにこっちに降り掛かって来る。ぶっちゃけ台詞のディテールはそれほど重要でもなくて、聞き逃したからどうのと言うことはない、が、何度も見て、見るたびにその台詞の細かな部分に毎回発見のある映画だとも思う。
ゴジラ怖かった。泉さんの飄々さが救いだった。
車が大量に弾き飛ばされて行くところとか、ビルとか建物がどんどん壊されて行くところとか、あれはトラウマをえぐる。
熊本の人たちはもちろん、東北の人たちにも見るのがキツいんじゃないだろうかと、あれこれを映像やら画像で見ただけのこいつすら、ちょっと正視できないレベルだった。
だからこそ、それでも末端の人たちがゴジラを止めようと頑張る姿に励まされて、うっかり泣きそうになるわけだが。
総理初め、官僚11名が一気に死亡は、あまりの展開にちょっと口開いた。いやうん、総理とその付き添いで3人くらいなら、多分展開的にまあそうなるかなって感じだったかもだけど、まとめてまるっと死亡ってことになるとは思わなかった。
まあしかし、それでも政府がきちんと即動けるように人事がされるってすげえな日本(フィクションの話)。
そして、新総理の、いかにも臨時で、頼りなさげなところが、おいおいと思いつつも、萌えたりもして。
最後の最後で、仏にずーっと頭下げてて、そしてすべての責任を負うための人事である、と言うことを当然のように飲み込んで去る流れ、と言うのに、漢を感じた。
しかし、現実問題、仏が日本の頼み聞いてくれるかね。うーん。まあ外交上のやり取りも、弱みがどうのってのもあるだろうから、聞いてもらうってか、聞かせるって流れなんだろうけど。
あ、そこで仏出て来るんだーって、ちょっとだけ意外だった。しかしまあ、こういう時に米に対して強面が聞くと言うか、引かずにプライドと腹黒で恥じずに対抗できるのは確かに仏かとも思う(偏見)。
米が、NYでも同じ結論を出すって言ってたけど、出すかもだけど、あの国はほら(以下略
核のこととかさーやっぱりあれは、被爆国だからこそ感じることがあるんだろうなと、何か思った。
日本人に見えるのは館内では自分だけだったんだけど、これは確かに日本人じゃないと笑えない部分は多いかも、とは思った。多分説明しても分からないと思う。説明するのも何だし。ひとりで行ってよかった。
やっぱり、核保有、核使用って言うことは、日本がたとえそうする最後の国になっても、反対の立場は表明し続けるべきだろうなと、しみじみ思った。
赤坂さん的には、世界から同情してもらって、その後の復興に手を貸してもらえるシナリオの方が現実的に大事、と言うのも分かる。そう決断できるのが、政治的聡明さなんだろうと思う。
それでも、映画だからこそ、「でも日本をもうこれ以上被爆国にはしない」と言う声が、あそこから上がって、うれしかったと言うか・・・夢でも二次元でもいいから、日本のひとつの理想のあり方として、核否定と言うのはなくして欲しくないなあって思った。
しかし何と言うか、性別差別発言承知で言うけど、働くおじさんと働く車の映画だったwwwww
みんながゴハンを食べてるとか、お茶を誰かに淹れてるとか、ゴミを集めてる人がいるとか、工場で走り回ってるとか、戦車の除洗のために、ゴシゴシ本体をブラシでこすってる人とか、そういう、ゴジラの非日常も市井の人たちの(ものすごく地味な)日常に支えられてる、と言う図が、すごく好きだった。
自衛隊の攻撃は歯が立たず、最後の最後に登場したのが、新幹線と在来線の車両。あれはなんかもう・・・もう・・・胸が熱くなったよね。
本来は武器ではないものが、ゴジラを止めたと言う図、何かもう、ああ日本だなあと、しみじみ感じた場面だった。
胸熱。ただただ胸熱。
一応、続編あるよ的な終わり方だったけど、予定はあるのかなアレ。どうなの?どうなの?
腐った方面は当然ながら泉さんと矢口さんで。泉さんの慰め受けに、矢口さんの流され攻めな感じでもいい。
臨時の総理氏の、泉ちゃん呼ばわりも大変萌えだった。いかんわー泉さん超萌えキャラだわー。
水ドンがいつ出て来るかずーっとwktkで、もっと早く出て来るんだと思ってたから、そもそも泉さん登場がずっと後でちょっとびっくり。
最近、邦画って言うと北野映画がメインだったので、久々おっさんたちがうろたえるけど怒るとか怒鳴るとかしない、静かな映画だなあって思った(違)。
偏屈科学者が遺書に、おれも好きにするから君らも好きにしろって書き残したのに、各自好きにやるのが方針の巨災対の面々と、赤坂さんが臨時総理氏に、「総理のお好きになさっては?」って言うのが重なる。
個人が好き勝手にできないのが現実の日本だからこその、好きにやって何とかなると言う、虚構世界の、ある種の哀切さ。いい脚本だ。
いいなあって思ったのは、走り回ってる人間側の、個人のドラマが基本的にはまったく描かれなかったこと。とにかく目の前のゴジラ退治に集中で、個人の事情やら背景やら生活は描写がなし。結婚してるとか恋人いるとか、どういう大学出てどういう思想で今の地位にたどり着いて、その過程で誰の陣営になったとか、そういうこと全部放置で、対ゴジラに集中してたのがすっごい好きだった。
あれで、個人間で異性間恋愛とか出されたら萎える。悪いけど、萎える。
防衛大臣が女性であること、あの中では一番押し出しが強いと言う描かれ方、お飾りではなく、あの人物でその座を勝ち取ったと言う感じで、個人的にはいいなあと思った。あれが普通に男性だったら、多分ああ戦争好きだねおっさんって思ったと思う。偏見だなうん。まあ、武器仕えるのにwktk防衛大臣みたいな困ったキャラでもいいんだけれども別に。別に。
大杉総理(違)が、避難中の人がまだいるから攻撃を中止って言って、自衛隊の攻撃を国民に向けるわけには行かないって言ったの、ああいいなあって思った。あそこで撃ったら撃ったで、ドラマだし、そういう流れもあるだろうとも思うんだけど、あそこで撃たないのがまた何かドキュメンタリーっぽいと言うのか・・・できれば、個人の感傷で、そこからまだ距離のある今だから言えることだけど、そこで攻撃を中止するのが、現実でもあって欲しいとは思う。
個人個人のそういう背景は見えないけど、明示される物語の中での人間ドラマはてんこ盛りで、すっごいドキュメンタリーっぽかったんだけど、ちゃんと映画だった。
目の前の物語を消化するのに必死で、音楽がどうの構図がどうの、絵の演出がどうのってもう一切目にも耳にも入らなかった。
後もうひとつ好きだったのが、日本人と言う集団対ゴジラの図だったんだけど、台詞がある人たちは大体きちんと個人名が字幕で出て、あくまで集団の中の駒であっても、そこではきちんと個人扱いで、それが妙にうれしかった。
いただきますってちゃんと言ってるとか、出してもらったお茶に対してちゃんとお礼を言うとか、そういうのが、ほんとにものすごくうれしかった。
いやあ、映画館でちゃんと見れて、ほんとによかったなあ。
一時的に退化もするってことは、また蒲田くんが見れるかもしれないってことなのかなそうなのかな。
もし機会があったら、発声上映に参加したいよ!
DVDが楽しみだなあ。
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