新入生のジェロたんと、1学年上の女子高生ハインさん。お昼の購買部で、クリームパンの最後の1個を譲り合った縁。お互い、何となくお互いが気になるって感じで、とりあえず無口を通り越して「喋れる?大丈夫?」なレベルのジェロたんと、絵に描いたようなツンデレハインさん。そのうち、何となく登校時間を一緒にして、お互いちょっと遠回りして待ち合わせして、肩を並べて(でもお互いへの間隔は開けて)学校へ行くふたり。手も繋がないし、抱き合ったりもしないんだけど、お互いがお互いのことを好きで好きでしょうがないプラトニック純情。好きだって口にもしない。で、ハインさんが卒業する時に、やっとちゃんと告白する気になって、好きだ!って言おうとしたら、先走って「結婚してくれ」になっちゃうジェロたん。「ちゃんと手順を踏め!」って半ギレのハインさん。やっと手を繋いで、一緒に下校すればいいじゃない。
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