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さすがにGM萌えについて2万字超えで語ると落ち着いたので、やっぱり吐き出すの大事。
超大事。
構わずダダ漏れ。時々青いお空とかに反応投げ。ここのタイトルが時々近況報告。ブラウザバックで戻って下さい。
メルフォ
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2014年6月23日(月)
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vtms
幻影編実況後まとめ。無駄に長い。本編OVAPF全部ひっくるめてあれこれ考えた、と言う話。所詮シャッキリ脳。
OPが塩山御大絵に、背景だけ動くってので、ああこれって異能生存体のキリコの時間の流れは止まったまま、と言う表現かと今回初めて気づいた。
相変わらずOPは神。むせる。
ロッチナのナレーションも相変わらずで、やっぱ万丈さんの声ないとボトムズ締まらないわー。すごいわー。
ココナとヴァニラの夫婦喧嘩で始まる物語、孤影の後の話、と言うことで、こいつは初見以降ずっと後まで孤影見てなかったので、話の流れがよく分からず。今回やっと把握した。
夫婦喧嘩の間に、あれこれさり気なくふたりの夫婦関係みたいなのが語られて、相変わらずまとめ方うまいな脚本。
このふたりの夫婦感がすごい現実的と言うか、ああ夫婦にだけ分かる空気だなあってのがすごいなあと思う。そしてこのふたりの関係と、フィアキリの、そういう現実的な部分をまったく欠いてた関係とのさり気ない対比がまた凄い。
こういう風になり得たかもだけど、多分無理だった、その無理だった部分を、ココヴァニたちが受け取ってると言うのか。
三馬鹿は、キリコがそうあれたかもしれない、市井の普通の人間たちなんだよなあ。キリコと親しくしていながら、キリコとこれほど隔たった存在もないって言う。
幻影編自体、スタッフ、声優さんたち、キャラ、そしてファンすべて込みでの同窓会みたいなもんなので、丁寧に、でも素早く本編なぞってくれてるこの親切設定。
あの頃、フィアナを追ってたキリコを追ってた三馬鹿が、今度はひとり行方知れずのキリコを追ってる。
そして突然現れるシャッコ。ここで、キリコをなぞるシャッコは、今は以前のキリコの立場にシャッコが収まった、と言う指摘にハゲ萌えた件。
ビッグバトルでも散々出してたけど、フィアキリの後で、フィアナが万が一いなくなったら、そこへ収まるのはシャッコだって言う、公式がそんなプッシュして大丈夫かって思ってたけど、幻影編は完全にそれ肯定で、フィアナを追うキリコの図が、キリコを追うシャッコになってて、フィアキリをなぞるシャッキリって言う、何かもうすでにどうしていいか分からない萌え満載。
フィアナがやたら異名が多かったのと同じに、キリコもやたら異名が多くて、そして本名が秘められたままとか、完全にフィアナからキリコへシフトしてる。
シャッコはもう登場直後から容赦なくて、みんなに老けたなって言ったら、後はもうずっとキリコしか言ってないww キリコを見つけなければならないとか、突然言い出して、一体どうしたの?状態。
キリコをなぞるのがシャッコってところで、当然シャッキリ脳が沸騰するわけだが、この調子でずっとキリコキリコ言ってるシャッコは何かもう。
しかも王子さま服で髪も伸びてすごいかっこよくなってて、ああ、出世して生活安定したからキリコを迎えに来たのね的な(違・・・わない)。
シャッコは基本、1文に最低1回はキリコって言わないと死ぬ病気に掛かってるようです。
CGにも慣れて、むしろこの薄っぺらい感じが萌えるとか節操ないこと言ってるよこの馬鹿。
多分この薄っぺらさは、ATの装甲の薄さの表現なんじゃないかと言われてすごい納得した。
ATのがっしょんがっしょんきゅいいいいいいいんは萌える。いつ見ても萌える。リアルバトルとかいいよね、客が殺されても文句言えそうにない雰囲気がウドだよね。
ココナがちゃんとシャッコの怪我を気に掛けてて、この辺り、ココナが大人になったって言う表現だなあって思ってたんだけど、後で出て来るゾフィーも含めて、これは「母の表現」なのかなと思った。
以前からココナは、好きな人には超世話焼き(キリコに散々鬱陶しがられてたww)だったけど、今は基本的に周囲にいる誰に対しても優しいのが自然に出るってか、多分これは、ココナが母親である、と言うことなんだろうなあ。
そして相変わらずの、シャッコちゃん呼びヴァニラww 大好きだww
"老け"ても、こういうところはまったく変わらない三馬鹿。彼らあっての、キリコと言う主人公を中心にしたボトムズと言う物語だなあと、改めて思う。
シャッコの手当てをしつつ、キリコがシャッコを襲うわけがないと、さり気なくシャッキリの仲を肯定するココナ。ありがとうありがとうありがとう。
作中でも公認の仲だそうです。
シャッコも全然悪びれもせず、キリコのためにここに来た、ここ(戦いの場)ならキリコがいると思ったから、って、何かもう30年を経てもキリコとは通じ合ったままのようですシャッコ。
こういう流れでED聞くと、元々フィアナ→キリコのこの曲が、シャッコ→キリコにしか聞こえなくなる件。こいつのせいじゃないと思う。
フィアキリで聴いても切ないけど、シャッキリで聴くともっと切ない。シャッコはほら、どうしてもキリコにとっては2番目だし、ゴールもなく待ち続けた立場だし。
引き裂かれたとか隔たってるとかってレベルじゃねー。シャッキリぇ( つдT)
さて、いきなりポタの火刑で始まるクメン編。最初の1分弱で、今現在どういう状況なのかをさっさと教えてくれる脚本凄い。
ちなみに、幻影編のシリーズ構成は、ナチュラルにホモおkの五武さん。この人は割りとシャッキリ派みたい。まあ、ボトムズは脚本陣みんなホモおkみたいだけど。
ここでもまた、キリコを見つけるんだとか言うシャッコ。もういい分かったww
ココナの歌も、こうなるともうシャッキリにしか聞こえない。以前はココナ→キリコ(→フィアナ)だったけど、幻影編になると、シャッコ→行方知れずのキリコ、って言う。
だからほら、幻影編は徹頭徹尾シャッキリだから。
クメン編をなぞって、ポタをカンジェルマンの立場に置いて、まるきり逆の主義のふたりの立場を並べて、そして進行する物語。
ポタの部下はポタに惚れてるに決まってると思う。だって本編でポタとカンジェルマンはそういうことだったんだもの。
今は大統領のポタに対して、当然礼を取る三馬鹿、でも当然ポタは前と同じでいいって言う。そこで戸惑いつつも、以前通りの言葉使いになる三馬鹿。
こういう、割りとそういうことに無頓着っぽい三馬鹿すら、一応礼儀正しく振る舞おうと努力する程度に、ポタは今立場が違うって言う、そういうのの見せ方がいいなー。
そしてこの時点で、そういうノスタルジアに浸りたい程度に、ポタは心が折れ掛けてると言うのか。ポタリア、あなた疲れてるのよ。
敵襲の場面で、毎回すごいなと思うのは、さっさとATに乗り込むシャッコと、自分も闘うって言って「何言ってんですか 」って部下たちに押さえられちゃってるポタとの対比。ポタたちを無造作に押し避けて、さっさとATに乗り込むシャッコの、無表情ってか、いつものこと、みたいな態度がすごいたまらん。
ああ、シャッコは全然変わってないんだなあ。ここで、シャッコが長命のクエント人であると言うことも含めて、シャッコの時間は他の面々よりもずっとゆっくり進んでて、シャッコ自身にほとんど変化を及ぼしてないって言う、この物語の中では、シャッコだけが持つキリコとの共通点がさり気なく強調されてると思った。シャッキリ!シャッキリ!
シャッコを襲うのはブルーAT。イプシロンとの再現。そしてこの青ATの卑怯っぷりったら、キリコもちょっと及ばない感じで。さすが最低野郎(AT乗り的な意味で)。
キリコとの擬似戦闘を繰り返すシャッコ、と言われてハゲ萌えた件。イプシロンをフィアナと思ってたキリコが、ここでシャッコに変えて再現されてる。
そして可哀想なポタ (´;ω;`) シャッコが、一応でもATで受け止めようとするのが (´;ω;`) 間に合わないのがまた (´;ω;`)
ポタあああああああああああああああああ (TwT。) 臨終の場でまたカンジェルマンですよ。本編はカンジェルマンがポタの立場で、そしてこうなってやっと、ポタはただポタらしく、カンジェルマンのところへ行けるわけですよ。
ここでもまた、30年を経なければ、成就しなかった恋がある。
この時に、受け止めようとしたシャッコの態度はともかくも、その後はシャッコはほとんど反応なしで、冷たくね?と言う話があって、そうだよなーって思ってたんだけど、今考えると、ポタはこうなってやっとカンジェルマンと結ばれて、シャッコはそのことを知ってて、何て言うか、死に方はアレだけど、人生の終わりとしては、ポタに後悔はないはずだって分かってたのかなあとか、そんな風に思った。
やっと結ばれたふたりと、自分とキリコが重なった、と言うのもあるかもしれないなとか。
ポタとカンジェルマンは超泣ける。ポタの純愛と来たら (TwT。) ポタも、30年待ったんだね。
さて、ここまでキリコは、キリコキリコ千回くらい言われてるのに、まだ影すらない。物語の1/3、姿現さない主人公ってすごいなヲイww
こういうところもボトムズらしいなあって思う。
傾いてるクメンで、みんなが噂するキリコは、完全に傾国の美姫。
キリコの登場がサンサからってのもすごい意味深だと思うんだよねー。しかもまさかのゾフィーとの登場。
ゾフィーは、相変わらずの女っぷりで、やや衰えてはいるけど惚れてくれてる男はいるし、ひとりでたくましく生き抜いてるし、ああゾフィーだよなってすごい納得。
目の見えないらしい演技がすごいなと思った。こういう芝居をちゃんとさせるってスタッフすごい。
すごいしか言ってないけど、適当に語彙変換して下さい(ひどい)。
ゾフィーがまたツンデレで、外には「まあ仕方ないから置いてやってるどこの馬の骨か分からない若僧」って言うくせに、キリコ本人に対しては、「ここにいてくれてありがとう、すごく助かるよ」って言ってて、こういうことを面と向かって言える程度に、ゾフィーも丸くなってるんだなあって、ちょっとだけしみじみ。
キリコはツンデレっぷりが相変わらずで、ゾフィーの料理を「まずくはない」と言いつつきれいに平らげ、食べた後で「美味かった」って言うって言う、ちゃんと先に言えよwww
ゾフィーは目のせいでキリコがキリコと気づいてない(歳も取ってないから)、キリコはあえて名乗ってない、と言う状態で話が進む。
ここで、「名乗った瞬間に厄災が起こるので、キリコだとは名乗れない」って言われてすごい納得した。
キリコと言う本名を名乗れなくなってる間に、異能生存体とか触れ得ざる者とか傾国の美姫(違)とか、色々他の呼び名は増える一方で、でもそのどれも、多分キリコ自身は受け入れてるわけじゃないと思う。
ここで、フィアナと言う名を、キリコが与えた、と言うのと重なって、ひとりの人間につけられた呼称の意味と重要性みたいなのを考えるわけだよ。
話を戻して、サンサでもキリコだってバレた途端に追っ手がやって来る。
そしてゾフィーとキリコが、フィアキリを再現する。何かもうたまらん。この流れがすごいたまらん。この砂漠横断の間に、ゾフィーの30年とキリコの30年が次第に重なって行って、最終的には一応一致する、のかな。
フィアナとそれほど手を握り合ったのを見た記憶がないんだけど、ゾフィーとはやたら手を繋いでる。これは明らかに、キリコが心を開いて、相手を信用してる描写(ビッグバトル参照)。
追っ手は当然ふたりを見つけて、キリコはゾフィーの手を引いて走る。ゾフィー大変。ひとりになっても危ないし、キリコといても体力続かなさそう。
この辺りは、RSでグレゴルーが言ってた、死なない奴と一緒にいれば自分も死なないって言う、あの台詞を思い出して、だからキリコはゾフィーを自分の手元に置いたままにしようとしたのかなと思った。
とりあえずゾフィーを安全だろうところへ送り出して、ひとり追っ手と対峙するキリコ。そして白馬の王子さまシャッコ登場。
キリコは、乗れって言われて、まったくためらいなしに、ベルゼルガの足にしがみつく。何だこの信頼。30年まったく会ってなかったシャッコに、以前とまったく変わらない信頼があるってのは何かすごいよね。だってシャッキリだもの(もういい)。
シャッコ相手だと、キリコは口数は少なくなるけど、目で通じ合うレベルがテレパシー並みなので、何かもうおまえら結婚しちゃえよ(後でします←あんまり嘘じゃない)。
っつか、今思ったけど、ココヴァニの夫婦っぷりって、シャッキリの夫婦っぷりを大っぴらに、さすがにそういう風には描写できないので、シャッキリの分までココヴァニにいちゃべた夫婦っぷりを頑張ってもらったってそういうことなの?そうなの?(黙れ)
キリコがサンサでATに乗らないって言い張るのって、ゾフィーのことを慮ってだろうけど、クエントでシャッコがATに乗らないって言うのと重なるよね。同じだよね。これってそういうことだよね。
でまあシャッコがついにみんなの前で、キリコにプロポーズして、おれと一緒になってくれみたいな流れになって、キリコがYESって言う前に、ヌルゲラントに強制転送。シャッキリ夫婦認定は、クエントパワーすら動員させたようです。
でまあ、ヌルゲラントでキリコ見つけるのはシャッコだよね当然。あれは抱いて運んだのかやっぱり。
で、シャッコと一緒にテダヤの前にいるキリコ。どう見ても、「お父さん、息子さんをおれに下さい」にしか見せません。
テダヤは相変わらず容赦がない。現世に背を向けてのうのうと生を貪ってたかとか言われちゃう。
聞きようによっては、自分の息子とか孫同然のシャッコを、よくもこんな長い間待たせたな、と言う声にも聞こえる(ヲイ)。
唐突に神の子が生まれるとか言われてるんだけど、どう見ても、代理母の出産を待つホモカプにしか見えない件について。
いやこいつが悪いんじゃない!絵面がそういう風なんだもの! 大体、DTのキリコを出産に立ち会わせるとかトラウマじゃね?
当然ながら、神の子は、緑の泡に包まれてた赤子のキリコと重なるわけで、その赤子のキリコを発見したよったんは、当然後で出て来る。
テダヤにすら不憫がられる神の子。
自分たちで何とかしろとか言いつつ、結局手を貸すのは、これがシャッコ絡みだからに違いないと思わせてくれる脚本どうもありがとう。
この神の子の行く末に、ココナとゾフィーがすごいテコ入れするのに、まあ女性キャラだしなって単純に思ってたんだけど、それは彼女らが母親だからだって言われて目から鱗だった。
そうか!だからココナはあんな風にみんなに優しい(目の見えないゾフィーに、さっさと手を貸す)し、ゾフィーもまた、馬の骨の名無しキリコの面倒を見てる、そしてシャッキリはどうやら神の子を引き取るつもりらしい、と言う風に、母性の物語なのかと、何か今回新発見だった。
で、神の子の裁定の儀式に、シャッコにテダヤ、そして三馬鹿連は観客席にいて、キリコは神の子護衛&運搬係でやって来るわけだが、これがどう見ても、子連れ結婚式orz
いやほんとに。こいつの目が腐ってるわけじゃなくてね! 先に着いてるシャッコが、どう見ても新婦を待つ新郎なんだもの。逆でもいいよ。
キリコがスコタコ乗ってやって来るのに、最初に気配に気づくのはシャッコだし。妙に嬉しそうだし。
そしてゴウトが、神の子はシャッコの子のわけがないって、何でそんな断定的なんだww 何か確証があるのかwww 何を知ってるんだゴウトww
黒ベルたんの膝裏がっしょんがっしょん萌える (*´A`) すごい萌える (*´A`)
でまあ、神の子をキリコが引き取るって言うんだけど、あれって絶対、シャッコが赤ん坊が殺されそうなのに憤ってたからだよね。あれ見て、「あーシャッコが助けたがってるみたいだから、じゃあ助けとくか」ってことだったんだよね?
そして実況のロッチナの楽しそうなことったら。ほんとにキリコ絡みだと生き生きするなこの人。
キリコがスコタコで行くと、シャッコがベルたんで参戦。
キリコは、クエント人同士の争いになるからやめろって言うのに、シャッコは掟くらい破れるって言う。世界に向けての、シャッコのキリコへの愛の告白。自分の今まで経て来たことすべて、キリコのために捨てるそうです。
ATの背中合わせ萌える。すごい萌える。
そしてふたり一緒に奈落の底へ落ちると言う、恋に落ちる隠喩。
地下ではもう、遠慮仮借なく、シャッキリのターン。
相変わらずの息の合いっぷり、通じ合いっぷり、ふたりの世界。他には誰も入れない。ぶっちゃけ、結婚式の延長で、夫婦の絆を深める儀式なんじゃないかと思えるレベル。
キリコは割りと素直に、クエント人として掟を守ってて欲しい(掟を破るのはものすごく大変なことだから)、とか言うキリコ。何だ妙に優しいなあ。
神の子に対しても、最初は荷物扱いだったのに、ここまで来るとちゃんと人間扱いで、泣かないでくれって言ったりしてるキリコ萌えー。
で、さらわれた神の子を追って行くわけだが。
おれたちの赤ん坊だそうです。おれとおまえの赤子だそうです。そういうことだそうです。家族ケテーイだそうです。家族の絆を深めるために落とされた奈落の底だそうです。
ここで、過去へ引き戻されるキリコ。よったん率いるRS連に、焼き殺されてる最中のキリコ。走り寄って来るフィアナ(多分)、ふたりを見て、ほくそ笑むよったん。
さっき、地上でシャッキリを襲った黒ベル集団と、このRS集団が重なる。そうなるとやっぱりフィアキリからシャッキリへスライド、と言うことか。
子どもを焼き殺すのが、神の子を殺そうとするクエントの裁定の場と重なる。あらゆることが繋がってる。
で、過去から現在へ戻って来て、気がついたらキリコのスコタコをシャッコのベルたんが羽交い絞めしてる。この図が最高に萌え。AT同士の絡みってエロいよね (*´A`)
ここで、「心を覗かれた」と言い合うふたり。この場面で心の奥底覗かれたとか、最高に意味深なんですけど。
で、気がつくと戦場にいるふたり。あーあーと思いつつも、すっと戦闘モードになって、傭兵モードに切り替わって、心のどこかが高揚するのを止められない、と言う感じ。
ここがおれたちのいるべき場所だ、みたいな感じの、シャッキリの台詞。そしてこういう場になると、ふたりの息の合いっぷりがもうたまらん。たまらん。マジたまらん。ふたりとも途端に生き生きするし。
シャッコが傭兵をやめないのは、硝煙の匂いのするところにキリコがいるかもしれないから、キリコにまた会えるかもしれないから、だったかも、と言われて萌えた。あああああもうシャッコもうもうもう。
ロッチナはドヤ顔でキリコ萌えを語る語る。
切なげに、シャッコ、キリコ、って呼び合うって何なの?夫婦なの?結婚しちゃったの?養子まで取っちゃって家族なの?
どこまでも一緒に行こうとするシャッコ、でもできなくて、切ない。キリコも、シャッコを置いて行くのが切なげ。
神の子を取り戻すことにやけにこだわるのは、それがシャッコ絡みだからだよねキリコ。
猊下の小者っぷりが素晴らしい。そしてその対比として、カリスマっぷりが半端なく強調されるよったん。
テイタニアと卿 vs キリコとよったんの図として並べて見せて、ああ同じなんだなと思わせつつ、でもこの組み合わせはには越えられない大きな違いがあると見せる演出すげえ。
ワイズマンに養子宣言して、シャッコと育てることに決定らしいです。
そしてキリコの行方に、まったく迷いがないシャッコ。これで、ふたりが神の子を育てるって以外の、どういう展開を予想しろと?
しかも、シャッキリ家族を連想させるように、ゾフィーは別の神の子のジュノーを引き取ってサンサへ戻る。
ここでもまたクエントとサンサが結びつく、シャッキリの反復。
あらゆる点が、シャッキリを強調してる。( ゚∀゚)o彡°シャッキリ!シャッキリ!
さて、幻影編見て色々考えたんだけど、ここで当然出る問いは、なぜテイタニアやザキではダメだったのか。どうしてフィアナではならなくて、そしてシャッコでなくてはならないのか。
それは多分、キリコが、自分が異能生存体とか触れ得ざる者とか神殺しとか、そういうこと一切合財に興味がないからじゃないかと思う。そういう、自分に与えられた呼び名に、キリコが一切関心がなくて、どうでもいいと思ってるからじゃないかなと。
散々言ってるけど、ヘルシングからの引用で、"化け物を倒すのは人間でなくてはならない、狗ではだめだ"って言うのまんま、神を打ち倒すのは化け物ではなくて、人間じゃなきゃならないって言う、何かそういう世界観がボトムズの物語の根底にひっそりあるんじゃないかなあと。
キリコを利用しようとしたり、あるいは殺そうとしたりする政府とか軍部とか秘密組織とか、彼らは正しく「戦争の狗」であり、だから(神の後継者である、ある意味化け物の)キリコを殺すことはできず、本来字義通りの「戦争の犬」であるキリコたち(三馬鹿とかフィアナとかシャッコたちとか)が、ボトムズの物語内では犬から人間に変化して行くって言う、ボトムズはそういう物語なのかもしれないと改めて思った。
だからキリコは、散々特殊な存在扱いされつつ、真っ向からそれに反対するか無視するかで、大声ではないにせよ、態度はずっと「おれはただの人間だ」って言い続けてる。
だからキリコが自分の伴侶として選ぶ誰かもまたただの人間であるべきで、唯一の例外がフィアナだったと。フィアナも、PSとして生まれつつ、キリコを愛することで「ただの人間の女」であることを選択しようとする。
異能生存体だったかもしれないザキ(洗脳が結局完全には解けなかった)も、ネクスタントであるテイタニア(父親の支配から結局逃れることができなかった)も、キリコの伴侶にはなれなくて、フィアナを失った後でキリコの隣りに来たのは、長命ではあるけど、ただの人間であるクエント人のシャッコだった。そしてシャッコは、キリコを選ぶことで、クエント人と言うしがらみから自分を解放しつつある。
クエント人が神にものすごく近い位置にあって、そういう意味ではキリコとある意味兄弟みたいな立場で、クエント人特有の容赦のなさとかほとんど冷淡な態度とか、まあキリコそっくりだよね。
フィアナは、生まれる時が別だっただけの、キリコの双子の片割れみたいな人だなあと思う。魂がひとつと言うのか。
そしてシャッコは、どこかでキリコと縁続きと言うか、キリコがクエント人と薄くても血が繋がってるような、何かそういう感じがして、神との繋がりとかキリコ自身のクエントとの縁の深さと言うか、明らかに何かどこかで繋がってるよねシャッキリ。
で、突然よったんとバイマンの話になるんだけど、なぜよったんを殺したのがバイマンだったのか、キリコじゃなかったのか、幻影でやっぱりよったんが出て来て、キリコの生まれた瞬間から関わりがあって、その後も切れない縁があって、フィアナとも少女時代から何か繋がってるらしいよこの人、と言う辺りが提示されて、そこまでボトムズ世界に関わりの深いよったんを、なぜキリコがちゃんと自分の手で殺さなかったのか、と言う辺りを改めて考えてみて、結局のところ、よったん的には、キリコに徹底的に無視されるのがいちばんの痛手だったからだろうなと、再認識したと言うか。
で、キリコの無視がいちばん痛いって以外もあったんじゃないかなと、思った、と言う話。
バイマンもムーザもグレゴルーも、よったんを殺したいくらいに憎んでて(RSを消滅させようと思ったらよったんもきっちり殺すが吉、と言う流れではあるんだけど)、そこにちゃんと憎しみがあると言うのは、彼らの気持ちが、負であれよったんにきちんと向いてるわけで。
一方キリコは、よったん本人に「おまえなんかどうでもいい」って言っちゃうわけで。負け惜しみじゃなくて、「ほんとにどうでもいい」って本心から言ってる。
フィアナを愛することに忙しくて、他のことに無関心になった、と言う感じなんだと思うけど、それ以上に、よったんだからこそ、キリコはあそこまで徹底的に無関心を貫く必要があったんだろうなと思った。
よったんに対する感情が何であれ、無関心になる以前には、グレゴルーたちに負けない程度に何かはあったはずで、
それは多分、見た目は彼らのそれと同程度でも、異能生存体と言う特殊な立場のキリコだけが抱ける、ものすごく特別な感情だったはずで、それはもう憎しみとかその時点で軽く越えちゃってたんじゃないかなあと。
だからこそ、その感情が振り切れた時に、キリコの中では憎しみにすらならずに、さっさと無関心へ行っちゃったんじゃないかと。
キリコにとっては、あえて無関心を表明しなきゃならないくらいに、よったんは大きな存在だったんじゃないかと思った。
そういうわけで、キリコが直接よったんに手を掛けるわけには行かず、真っ当によったんを憎んでるバイマンが、よったんを殺したんだよっと。何かまあそんな。
よったんは、ボトムズ世界でのあまりの存在の強大さゆえに、キリコに殺されてはいけない人だったんじゃないかなと、そんな風に思った。
ワイズマンを倒して神殺しの異名を取ったキリコが、自分の手に掛けてはいけない人が、よったんだったのかなあと。
よったん萌えでよったんを特別に思いたいだけかもだけど、よったんと言う人は、キリコ以上に、抜きではボトムズを語れない人になっちゃったなあと思う。本編に出てないのにね。
そういうキャラを生み出した吉川御大ヌゲー。
さらに関係ない話だけど、フィアナってジャンヌ・ダルクだよね。
小説ではまあ、女性として性的な嫌がらせをされてるみたいな描写があるけど、本編では、誰も彼女を女性として性的に消費しようと言う態度は見せない。
イプシロンはまあ彼女に恋はしてるけど、でもフィアナをどうこうしたいって言う欲情みたいなのが具体的にあったのかどうかは不明。キリコはどう見ても、抱きしめる以上の知識が、女性に対してあるとはとても思えない。
しかもフィアナの面倒見てるボローは、一応は司祭だから、女性にはそういう欲望を抱かないはずってなってるはずだし(小説は違うけど)。
ヒロインなので、あくまで清純な立場にとどめておくって言うのがあるとしても、フィアナの「性的に消費可能な存在」のすっぽ抜けっぷりは、スタッフの生身の女性への敬意の表れじゃないかなあと、勝手に思ってたり。
テイタニアは、明らかに性的な対象として扱われてるのが赫奕本編にあるし、そういうとこですでにフィアナと扱いが違うんだよなあ。
単に、ボトムズ世界で、フィアナがいかに特別扱いかって言いたいだけなんだけど。こいつは、フィアナのそういう扱いがものすごく好きだったりして。
とりとめなく長くなった。とりあえず終わり。シャッキリは正義。
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