ようつべで、「誰がために」とREの映像組み合わせたMADがあったんだけど、ついでで平とのMADも見たんだけど、編集の仕方のせいかどうか、新OPと合うのはREの方だって言う。まあ好みの問題で。誰がためにの、サイボーグであることのどうしようもないやるせなさと言う歌詞が、RE世界にぴったりはまる件。平の頃よりも、むしろ今の方が何かこう、戦争危機って言うか、そこすっ飛ばして国とかまるっと一瞬で消えそうな現実的な不安と言うのか、何かもう国同士の対立ではあるんだけど、もうそうと言い切ってしまうにはあまりにも事情が複雑に絡み合い過ぎちゃってるよねと言うのが何かもう、今こそリアルBGの超暗躍なんじゃね?みたいな。まあ大昔から絶賛暗躍中だろうけど。歌詞が石森御大作なので、もちろんちゃんと何度も読んでるんだけど、読むより歌う方であんまり細かく気にしてなかったなあと、何か今頃気がついてみる。戦士ではなく戦鬼って言われてるとか、きゅうにんじゃなくて「くにん」だよとか。突然入る「だが」の強烈さとかね。あそこにあのメロディー当ててあの展開にしてくれた平尾さんマジ神。プロの作詞家のすごいところは、歌う時のメロディーに相応しい言葉の「音」を当てられるってことなんだけど、その辺り、御大は天然センスだったと思われ。凄い。あの「だが」の、歌詞の中での意味深さに今更戦慄中。あるいは、作詞の面では素人の御大の書いた詩を、あそこまできっちり「歌」に仕上げた、作曲編曲、そして歌手のプロの凄さか。「(サイボーグである彼らは一体)誰のために戦うのか」と言うのが、結局は009のテーマなんだろうなあと、何か今更考えたり。それぞれに背負った国があって(ここはREで顕著)、それぞれに背負った過去があって、平の時点ではそれを越えて/無視して、「おれたち」って言うくくりで有り得たと思うんだけど、REでは逆行して、世界の垣根がなくなったからこそ、個としての、祖国を背負わずにはもういられない彼らの姿が露わになったと言うのか。つくづくREは新から直結だわー。高橋監督の009を、今の時代に合うように解釈するとこうなりますよ、と言うことでもあるのかなと、何かちょっと改めて神山監督のドヤ顔に拍手を送りたい気分。不思議なのは、原作ほぼまんまだった平よりも、高橋解釈の009世界の方が、REにはより自然に添うって言う。REは、IGだからこそできた力技だよなつくづく。続編をIGにやって欲しい気持ちもありつつ、高橋監督どうですか!吉川御大と、芦田氏は残念ながら無理なので、塩川氏に参加してもらって!(趣味丸出し) 塩川作画の009!!!!! ハインさんは一体どうなるの!?(注: 主人公はジョーです) もう黙る。
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