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オンで萌えを吐き出す世界ただいま。
構わずダダ漏れ。時々青いお空とかに反応投げ。ここのタイトルが時々近況報告。ブラウザバックで戻って下さい。
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2013年6月12日(水)
*
009
vtms
REのDVD2回目。もうちょっとわめく。
全体の色味が地味なのは、デザインの人の趣味か、あるいは見た目通り、赤を強調するためなのか。
どうやら背景に赤が出る=サイボーグたち側(ようするに真っ当な正義側とでも言うか)と言うような演出らしい。
今回初めて気づいたけど、一応サイボーグ側の面々はほぼ全員赤を身に着けてる。
グレートさんとピュンマたまが例外なのは失踪で途中離脱だからかと思ってたけど、この例外にハインさんも入るワナorz ってことは大して深く考えたわけでもない演出か?
でもジェロたんの携帯&髪ゴム(あ、そもそも刺青赤かった←普段は隠れてる、と言う辺りもこの赤の意味の伏線っぽー。あ、それにジェロニモは、肌の色が赤銅色って言われる人だっけ)、ジェットの煙草の箱、と言う辺りまでこだわっておいて、ハインさんだけが例外例にすら当てはまらない、と言うのは、また何かの伏線なのか。次回作はハインさんが裏切る編? おおお?
あるいはここで、「ハインリヒは欧州の人間にも関わらず、神を全然信じてませんから」と言う強調のため?
それとも見えないだけで、体にジェロたんとお揃いの刺青とか、下着が赤いとか?
それと、フランちゃんの緑の瞳がすっごい強調されてて、ってことは緑もキーカラーなのかなあと思ってたんだけど、ヴェネツィアの建物の屋根が全部赤(ってかまあ、オレンジがかった茶色ってか)、セーフハウスの中も赤レンガ&ジョーの寝てた2階の家具がほぼ緑、さらにジョーが開いた窓も緑、そこに白い鳩が1羽いた、この時フランちゃんも着てた服が白、ヴェネツィアで全員和解、カメラが鳥瞰へ移る、この時の街の眺めも、1箇所緑、他は赤、ってことはやっぱりこの街自体がフランちゃん自身=フランちゃんの心の中に存在する(実在しないわけではない)世界ってことか。
色については、まあ緑と赤なんて世界中にあふれてるし、そこだけ取り上げて演出としてどーのこーのってのはすごい的外れなんだろうなって思うんだけど、どうも自分的には赤(メイン)と緑(サブメイン)がやたら目立つ気がして。
Suspectってバーに入って行く時も赤だしね、あそこは中は家具も赤だし。
そしてトモエちゃんが赤(ちょっとピンク味)いスカートで赤いリボンだし。アレ制服かな。
ジェットがヴォイドに直談判しに行くところで、IDで入り口入るところでも、表示に赤と緑がやけに目について、で、ジェットが撃たれる羽目になった辺り、全部赤い。ああ、こことSuspectが繋がるんだなあって思った。
ジェットが宇宙へ向かって行くところはちょっと泣きそうになった。ジェットかっこいいよジェット。
やっぱ、ここぞと言う時に、ためらいなく飛び出して行くのはジェットだよなあ。そして笑顔で地球へ落ちてゆく。
イージス艦に入ったところで、エリア表示がZだったのは、世界にも彼らにももう後がない、あるいは希望的観測で「これを乗り越えたら全部終わるから(そして救われる)」と言うような意味だったのかなあ。
しみじみ思った、と言うか、ハインさんがそういうキャラだってことなんだろうけど、最後の最後の和解で、「これが誰かの望んだ世界だ」みたいなことを言うのがハインさんだ、って言うのに何か、ファンとして感謝したと言うのか。
アレを他の誰が言っても、偽善っぽくなるか、いかにも良いこと言った風になるか、何かこう、上っ面に正義語るだけになっちゃう気がするんだけど、ハインさんにああいうこと言わせると、ちょっと皮肉も必ず交じってる感じで、「まあまだ完全に油断できないんですけどね(笑)」みたいなニュアンスがあって、ああらしいなあと。
そういう皮肉を忘れないくせに、そういう世界を実は内心いちばん強く望んでる(自分のためではなくて、他のみんなのために)のはハインさんだよなあ、みたいな。
やっぱ何か絵がすごいわ。絵面の作り込みが半端じゃない。さすがだー。
脚本の甘さやら、人間の内面が上っ面しか描けてない(そもそも描く気なんかなさそう)点が、映画にも関わらず全部絵の凄さでカバーされてる。技術の大勝利。ここまでやると映画として、絵と音楽だけで成り立つんだなあ。
神山監督って映画好きなのかなって思ってたけど、REを見て認識引っ繰り返った。この人、技術面でだけはすごい量の映画見てると思う。
編集もすごいレベル高いし、ものすごい真っ当タイプの編集なのに、全然陳腐に見えない。
ハインさんの講義のシーンなんか、神=人間の脳、そして神は大量殺戮者、って辺りを言った後で来るのが、あのドバイ全滅現場でひとりきりになってるジョー、そこへ脈絡なくものすごい場違いに現れる(←演出のポイント)トモエちゃんこと、ジョーの脳内彼女、ジョーが見てる幻の少女ってすごいなヲイ。
トモエちゃんのことをジョーがやっと理解したところで、フランちゃんが現れる、しかも画面の右1/3の位置、すげー!と思った。
いや分かりやすくしてくれて親切だなあって意味も含めてなんだけど。神山監督は、その辺りもっと不親切ってか、わざと意味ずらして意地悪するタイプだと思ってたから意外だった。
絵面の演出とか脚本の凄さ、と言うと、こいつはどうしてもボトムズを引き合いに出さすにはいられない。高橋監督作品でもあるし。
まあ、ボトムズは何と言うか、完全に奇跡が天然物だった作品だと思うの、あの監督にあの脚本にあのキャラデザと作画で。とにかく、あの時あの面子が集まったからこそできた、奇跡の作品。
ボトムズの演出とか脚本のいろんな絡まり具合は、多分偶然の産物と言うか、あのスタッフはそこまでは技巧をこらしてああなったわけじゃないと思う。
あの面子はナチュラルにあの時は神が降臨してたと思う。
一方REはと言うと、完全に技術と技巧の産物って言うか、1から10まで計算され尽くしてる気がする。絵作りについては。
あの脚本から何を読み取るか、あの作品をどう読み取るか、はまさしく作中の「神の声は聞く人によって意味を変える」と言う言葉そのものに、見た人によって多分それぞれ解釈があると思うし、そういう風に作った作品なんだと思う。
ってか、神山監督的に、「こういう思想を盛り込んだんです!」とかねーよ(一応褒めてる)。
脚本の作りの甘さが逆に作用してるってか、それはこいつが萌え補完で見てるからかもだけど、あれこれ考えられてすごい面白い。
絵だけであそこまで引き込めるってすごいと思う。
まあ、他が凄すぎるから、脚本の甘さがいっそう際立つのかもだけど。とは言え、それでもあの脚本じゃなかったらまたこういう風に面白いと思う作品にはならなかったんだろうなあ。
ジェロたんのポニーテールが揺れてたり、防護服のマフラーを後ろに回してたり、そんなの見てすごい萌え悶えてる。
ハインさんは歩くアダルトコンテンツ。いかがわしいくせにモザイクが必要ないので大変困る。
ちょっと今気になってるんだけど、ジョーは高校生って設定だよね、実年齢はともかく。ってことは今どーのって騒いでる(終わった?)児ポ規制のアレ、通ったら引っ掛かるよね?
いやちょっと気になって。
しかし何回見てもあの39シーン、ジョーの手がフランちゃんの腰回りにしっかり添えられてるのがさすがだなあと思う。
そして指がもっと不埒な辺りへ行かないのは、スタッフの理性か経験不足か(失言)。
で、その後に再会のギルモア博士はジョーの腰をぽんぽんやるのは、ああそういうことですかそうですか。そんなとこ演出凝らなくていいから!(凝ってもいいけど)
とりあえず、何か次回はハインさんが何かやらかす、みたいな感じらしいんで、早くTVシリーズ下さい。
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