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さすがにGM萌えについて2万字超えで語ると落ち着いたので、やっぱり吐き出すの大事。
超大事。
構わずダダ漏れ。時々青いお空とかに反応投げ。ここのタイトルが時々近況報告。ブラウザバックで戻って下さい。
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2012年7月14日(土)
*
vtms
バイマンと言う男。ネタばればればれ。
RSで、外見はいかにもちゃらちゃらした軽薄男と言う感じ。外見はまあ、キャラデザ上描き分けが必要でこうなりましたかなとも思いつつ、当てられた声が塩沢兼人氏では、ひと癖ありの腹黒/腹に一物キャラ決定でも仕方ない。
この辺りまでこいつの偏見。
バイマンって一体何者なんだろう。右手が義手って辺りで、ああ、高橋監督009やったからなあ、004にやっぱりハマったかwwって思ったんだけど、こいつはああいうツンデレで欠損とか義手とか弱くてorz 気がついたらバイマン萌えだったorz
でまあ、萌えのせいであれこれバイマンのことを考え始めて、この人の意外な扱いと言うか、思ったよりずっと重要な役をやらされてるよねこの人、と気づいて、何だかいろいろ垂れ流したくなった。
ボトムズのテーマのひとつに、父親殺しってのがあって、キリコはワイズマンを(一応)滅ぼしたり、よったんを殺そうとしたり、他のキャラも誰か父親的な人を殺したり殺そうとしたり、あるいは支配から逃れようとしたり、あちこちにそれが散りばめられてるんだけど、この中で、よったん(ペールゼン)が何だかものすごく特殊な立ち位置にいて、そのよったんを実際に手を下して殺したバイマンって、実はすごい重要キャラじゃね?と。
吉川御大の愛ある大暴走の結果、ボトムズの裏主人公に成り上がったよったん、TV本編には一切出て来ないのに、OVA以降の存在感のせいで、キリコの監視者→キリコを見出した人→キリコのある意味生みの親→キリコ自身は存在を無視することで意趣返ししようとしてるけど、注がれる愛のあまりのキチガイっぷりと膨大な量で、結局は無視もし切れないまま、よったんの最期まで関わる羽目になる、とにかくキリコにとっては非常に重大な存在になってしまう、と言う何かよったん素敵(バイマンはどうした)。
LRS見た時、よったんを殺すのはキリコなんだろうなあ(主人公だし)と思ってたので、バイマン出て来てよったん撃ち殺した時はびっくりした。なぜキリコに殺させない!みたいな。
まあこの流れも、キリコは死なない、と言う設定に組み込まれた演出と展開で、制作側には非常にナチュラルな展開だったと思われ。
後からいろいろ考えたら、LRSでのキリコの唯一の目的はフィアナ奪還であって、よったんはそこにたまたまいただけ、と言う程度。で、よったんと直接話した時も、「あんたはおれにとっては何者でもない」と言う態度で、もう殺す意味もない、と言う強烈な無視で対応した。だからこそ、この後、キリコが自分の手でよったんを殺さなかったのは当然な流れなわけで。
でもやっぱりごく普通に完全懲悪脳な自分には、「キリコが自分で"悪"に手を下すことをしなかった」と言う流れは単純にショックだった。
さて、バイマンが半死半生で現れてよったんを撃ち、そのバイマンの死に目をキリコが見取る間に、フィアナはイプシロンを連れて逃げ出してしまう。結果として、バイマンが出て来てよったんを撃ったが故に、キリコは自分の目的であるフィアナ奪還を果たせなかった。おまけに仲間は全滅で自分はまたひとりぼっち。
この絵面は意味深過ぎる。
バイマンのおかげで撃ち殺されなかった(元々死なないけど)にせよ、よったん殺した後のバイマンの最期を見取って、そのためにフィアナとまたすれ違い、おかげでクメンに流れ着く羽目になって、そこで後ですごい重要キャラになるシャッコに出会って、クメンに行ったゆえに、因縁の星サンサへたどり着くことになる。
まあ、サンサへ行くことはずっと前にワイズマンに定められてたと思うので、一概にバイマンのせいとは思わないけど、でもあそこでバイマンが出て来なくて、危なかったにせよ、キリコがよったんまるっと無視してフィアナをすぐに追って、もうちょっと言葉を掛けるとかあって、イプシロンとの誤解アリアリのやり取りの件を一応釈明なり納得なりあって、そうしたら、キリコはあそこまで絶望してひとりぼっちでクメンへ流れ着く、と言うことにはならなかったんだろうな、と思うと、バイマン、おまえ何やった?みたいな。
責めてるわけじゃなくて、キリコをいっそう可哀想な立場に追い込むために、これもワイズマンが仕掛けたんだろうなあと、そんなことを思った。
さて、ウォッカムはよったんを殺せなかった。キリコはよったんを殺さなかった。よったんはバイマンに殺された。
キリコストーカーのロッチナの、前の上官であるウォッカムは、PFでは準主役の振りした狂言回しだったけど、それでも最後まで一応重要な人だったわけで、でもよったんは、彼には殺されなかった。
我らが主人公のキリコは、よったんを無視することで意趣返しをする、と言う意味で、よったんを殺すことはしなかった。
じゃあ、そのよったんを殺したバイマンって一体何者?
バイマンは、キリコの行動の方向をあの段階で定めた、すごい重要キャラだと思うのですよ。結果として、キリコがクエントのワイズマンのところへ行くように仕向けた、その方向転換機だったと言うか。
無自覚のワイズマンの手駒だった、と言うわけで。
バイマン自身は、自分の手でよったん殺せて、最期をキリコに見取られて(義手の右手握ってもらえて)、他の仲間たちと一緒に逝けた。最期までひとりぼっちじゃなかった。
バイマンは、キリコのひとりぼっちを強調するために、多分ああいう風に死ぬと定められた人(ワイズマン的にも、制作の演出的にも)だったんだと思う。
よったんを、殺さないで無視すると言うことを選んだキリコが、あの場でフィアナを追い駆けるよりも、バイマンの死に目を見取ることを選んだ、と言う絵面も興味深い。
RSは、キリコにとってはそれこそ口にはしたくないことで、フィアナにも知られなくなかったような感じだったし、でも、そのRSの仲間を、あの場ではフィアナより先に選んだ。それだけ、バイマン含むあの3人は、キリコには大事な仲間だったんだろうなとあの絵面で思える。
だからこそ余計に、フィアナとはスレ違って、仲間は全滅して、よったんも死んで、「キリコひとりぼっち」の図がすごい身に染みるわけで。
だからこそ、クメンでひと足先に、キリコが来るのを待ってる3馬鹿の存在が、LRSの最後で輝くわけで。
他の誰でもなく、「あの」バイマンが「あの」よったんをああいう風に殺した、と言うのは、すごい重要だと思うんだよね、あの物語の中では。
あれがバイマンでなくても、キリコは最期を見取ったに違いないけど、でもLRSが、「バイマンがよったんを殺した」と言う物語でなくてはならない、と言うのが、何かこいつの中ではすごい納得できると言うのか。ムーザでもグレゴルーでもなく、バイマンじゃなきゃならなかった、と言うのがすごいよくわかる。
ウォッカムでもキリコでもないバイマンが、よったんを殺した、と言うのは、すごい深いなあと思う。
話がちょっとそれるけど、よったんと言うのは、ワイズマンのある意味最重要手駒であった(ある意味、ワイズマンと同等の立場で、キリコを生み出した人)と思うんだけど、本人はそのことをまったく自覚しないまま死んだ。
例えば、キリコ&よったんの組み合わせまんまの、テイタニア&卿、この人はワイズマンの目の前まで行って、わざわざ手駒であることを自覚しまくって、挙句自滅。ひたすら自分の小者っぷりを露呈して終了。
で、よったんは、手駒の自覚なし、ボトムズの中ではほとんど裏の主役扱い、さらに、手塩に掛けたRSの兵士に殺してもらえた、と言う、ボトムズ的には非常に幸せな死に方をした、とこいつは思う。
無自覚最重要手駒のよったんを、これも無自覚手駒重要バイマンが殺したって言う図は、非常に意味深だなあと思う。こういう死は、ワイズマン的には、手駒に対するご褒美なのかもしれない。
いろいろ見て行くと、ありとあらゆるところに、ワイズマンの意志が潜んでるんだなあと思うんだ。
そういうわけで、バイマンすげー萌えーと言う話。終わり。
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